名古屋・名駅街暮らし

足の向くまま気の向くままに、季節の移ろいや暮らしのあれこれを綴ります。

裏山のきのこ

2008年09月30日 | セカンドルーム

 

最低気温が10℃を切り、雨が上がって2~3日すると、山のきのこが出てくるといわれているが、なかなか天気が回復しない。
いつも今頃の時期になると、こけ(きのこ)採りに行く人たちの姿を見かけるが、今年はあまり出合うことが無い。


夕方、雨が止んだので、裏山の「ほだ木」を見に行ったら、椎茸は発生の気配は無かったが、なめこは2本のほだ木から少し出ていた。
例年、椎茸は10月上旬から、なめこは中旬から下旬にかけて出るのに、今年は逆になっている。
8月の日照りと乾燥のし過ぎと、9月の豪雨が災いしたのかも知れない。
まわりには、食用にならないきのこがたくさん出ているので、もうしばらく様子を見てみよう。

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食文化の違い

2008年09月29日 | セカンドルーム

  

秋雨前線が活発で、朝から冷たい雨が降り続き、昼間でも薪ストーブを焚くようになった。
恐らく高い山は、雪が降っているかも知れない。


はさ干しの稲が乾かないし、台風の進路によっては倒れることもあるので、しばらくは農家も気が抜けない。
海外から来たお客が、我が家に1泊して帰って行ったが、盛んに寒いと言っていた。
近くの温泉宿と思っていたが、普通の家に泊まりたいという希望なので、何かと不便な古民家の我が家を提供した。
晩飯にすき焼きを振る舞ったが、同じ鍋を一緒に突くことに抵抗は無く、フォークですき焼きをうまそうに食べていた。
小麦やトウモロコシのパンが主食で、味のないご飯は食べにくいのか、すき焼きの汁をご飯にかけていた。
たまにご飯を食べる時は、ソースをかけるとの事だが、炊き立ての白米のうまさは日本独自の食文化かも知れない。
最近は食のグローバル化で、食卓からご飯と味噌汁に漬物がすたれ、わけの分からない食べ物を口にする機会が増えてきた。
やたらにマヨネーズやドレッシングを使う人も多いが、素材がしっかりしていれば、塩、醤油、味噌に勝る調味料は無いと未だに思っている。

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高山観光

2008年09月28日 | セカンドルーム

 

飛騨の里にて

ルーマニアとフランスから来た人を連れて、高山市内観光に行ってきた。
定番コースの陣屋前の朝市で買い物をし、古い町並みを散策したが、お土産用の民芸品やお菓子などには興味を示さず、漬物や飛騨特産の農産物に関心を持ったのが面白かった。


試食用の漬物を食べていたが、塩が効いた味の濃いのを選んでいたのは、飛騨人の好みと同じだったのがおかしかった。

 
次に訪れた飛騨の里は、高山近郷の古い農家や、ダム工事で水没した白川村や荘川村の集落にあった合掌住宅が、「飛騨民俗村」に何棟も移築されている。
古い集落のたたずまいや、山村で使われた農具や生糸などの生産用具などが展示され、藁細工、機織り、木工などの実演も行われている。
大家族が囲炉裏を囲んで、一つ屋根で暮らしていた当時を想像できる人は少なくなってきたが、古い文化を持つ外国人も、山村の暮らしが、自然の中で展開されている姿に感動していた。
高山祭りや朝市は、たくさんの観光客が訪れるが、飛騨の里も見落とせない場所の一つだ。

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実りの秋

2008年09月27日 | セカンドルーム

 

昨夜は北風がコトコトと障子戸を鳴らし、今朝の冷え込みも強く急に秋が深まってきたようだ。
集落の一番奥にある田んぼの稲刈りも終わり、黄金色の稲束が朝日に輝いていた。
今年は台風の被害も無く、どこの家も豊作で安堵している。

 
今朝散歩していたら、夕べの風で沢グルミや山栗が農道にいっぱい落ちていた。
栽培種に比べて、いずれも実が小さく食べるのが面倒だが、山栗は甘いしクルミも濃厚な味と香りがあっておいしい。
拾う人はあまり居ないので、実りの秋を待っていた動物たちは大喜びしている。
今朝も頬を膨らませたリスが、目の前を走り去っていった。
山の幸も今年は出来が良いようで、豊穣の秋を人も動物も喜んでいる。

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国府町「しぶきの湯」

2008年09月26日 | セカンドルーム

 

今日は雨が降ったり止んだりの肌寒い一日だった。
午前中は椅子の座をペーパーコードで編み、一段落したところで高山市国府町の「しぶきの湯」へ行ってきた。
飛騨には地域振興策で、公営の温泉施設があちこちに作られているが、ここもその一つである。
雨降りは農作業が出来ないので、ウィークデーの昼間でも近在のお年寄りで賑わっていた。
山あいの源泉かけ流しの方が情緒があって好きだけど、雨降りに菅笠をかぶって入るのも億劫なので、こんな日はジャグジーやサウナなどの施設がある所へ行くこともある。

 
温泉の帰りに、裏手にある宇津江四十八滝の入り口まで行ってきたが、紅葉にはまだ早く10月の半ば頃が見ごろになるようだ。


家に帰ってきたときは、西の空に青空が現れ、明日からは秋晴れになりそう。

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冬支度

2008年09月25日 | セカンドルーム

  

天気予報では、夕方から雨になると報じていた。
この時期山里では、一雨ごとに寒くなっていくので、今日は薪ストーブの準備をした。
煙突に小鳥が巣をかけていたので、空き家になった巣を取り払い、たまっていた煤も取り除いた。

 
家具を作った端材を細かく割って焚き付け用の薪を作り、薪置き場から窓の下に使う分だけを運んでおいた。
3ヶ所の薪置き場には、1年以上乾燥した分も含めてたっぷり貯めているので、長くて寒い冬でも十分しのげる。


試しにストーブを焚いてみたが、乾いた薪が赤々と燃えて、室温がすぐに26℃を超えてしまった。
これでは暑すぎるが、赤い炎を見ているだけで、早めの冬支度でゆとりが出てきた。

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飛騨は秋たけなわ

2008年09月24日 | セカンドルーム

 

今日は久し振りの快晴で、抜けるような青空が広がっていた。
お彼岸を過ぎたら急に涼しくなって、室温も16℃ほどで少し肌寒い。
秋の気配も色濃くなり、あたりの様子が日を追って変わっていく。

 
たわわに実ったアケビがはじけて食べ頃になり、山栗や沢ぐるみも実を落とし始めた。
これで田畑を荒らした動物たちも、山へ戻って行くことだろう。


池の周りでうるさく飛び交っていたブヨや目セセリはも居なくなったが、短い秋を惜しむようにヤンマが子孫を残そうと懸命にがんばり、スズメバチもせっせと餌を運んでいる。
もう穴へもぐったと思っていたマムシが、草むらで獲物を狙っているのを見つけた。しばらくは油断できない。

山里の秋は短かいので、人も動物もせわしなく動き回っている。


山椒の実も真っ赤に色ずき、このあたりの山も間もなく紅や黄に彩られる。

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山里の「男たちの大和」

2008年09月23日 | セカンドルーム
 先日、テレビで「男たちの大和」を見た。
戦争映画やドラマは好きでないのであまり見ることはないが、その日は秋の夜長を持て余して夜更かしをしてしまった。
戦闘シーンは生々しくて目を背けたくなるが、少年兵や士官など様々な別れのシーンは、2度と戦争の悲劇は繰り返したくないと思わせる。
私の住んでいる集落は、屋敷内にお墓を建てる家が多く、お彼岸参り来た人たちが花を供えていた。
質素な墓石が多い中で、比較的立派なのは先の戦争で犠牲となった人たちの墓である。
その中の一つに、桜と錨が刻まれ、「・・・二等機関兵曹、戦闘中に大和艦上で戦死す」と記されたお墓には、灼熱の機関室で最後まで石炭を投入しながら、大和と運命を共にした20歳に満たない若者が葬られている。
一人息子を失った両親の悲しみが、墓石の大きさに表れているのが切ない。
寒村に育った若者たちは、体力と我慢強さを買われて、表舞台に立つこともなく最も過酷な状況で人知れず命を落としていった。
最後まで不沈、不敗を信じて、水漬くかばねとなった大和3000人中の一人が、今もふるさとの山河を見つめながら静かに眠っている。
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飛騨古川町

2008年09月22日 | セカンドルーム

  

家具の材料を仕入れに行った帰り道、久し振りに古川の町を散策して来た。
高山に比べて静かで風情のある町並みは、いつ来ても落ち着いた雰囲気を楽しめる。
瀬戸川沿いの散策路も、ウィークデーで観光客は少なかったが、大きな鯉がひしめき合って泳いでいた。

 
同じ通りに地酒、「蓬莱」と「白真弓」の酒蔵が並んで建っているが、いずれも風格のある構えである。

 
テレビドラマで取り上げられた和ろうそくの店も、昔ながらの製法と道具で今も作り続けている。
変化の激しい世間に背を向けたような町や店は、たまに訪れると心が癒される。

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雨の刈り入れ

2008年09月21日 | セカンドルーム

 

変わりやすい秋の天気は、昨夜から激しい雨になり、今日も降り続いている。
いつもは澄んだ清流も、濁流となって渦巻いていた。
兼業農家にとって刈り入れ時期の日曜日は貴重なので、雨の中を早朝から作業をする家が多い。


前の田んぼでも、降りしきる雨の中で、稲を刈り、はさを立て、そこへ稲束をかけていく作業が始まった。


泥沼のような田に足を取られ、作業車も沈んで大変だったが、午前中で田の半分ほどが終わった。
2週間ほどはさ干しをして脱穀すれば、新米として出荷できる。
大規模農家はコンバインで、稲刈りから脱穀まで短時間で終わり、JAのライスセンターに持ち込んで、乾燥や精米も難なく終わってしまう。
高冷地のこのあたりは、反当りの収穫が温暖地の7割ほどといわれていたが、品種改良や昨今の温暖化で増収が実現した。
しかし、狭い田んぼと小規模兼業農家では機械化は難しく、昔ながらの農法を続けている家が多い。
半人前の手伝いで、過分な新米を頂くことに恐縮しながら、毎年「はさ干し」のおいしいお米を楽しみにしている。

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飛騨のコスモス

2008年09月20日 | セカンドルーム

 

台風一過、久し振りに秋の陽射しが戻ってきた。
幸い飛騨地方は、雨や風の被害も無く青空が爽やかだった。


ほうのき平のコスモスは、少し盛りを過ぎたようだが、まだゲレンデ一面に咲き乱れていた。
遊歩道を歩いていても、覆いかぶさるように咲く花の多さに圧倒される。
見渡す限りのコスモスも迫力があるが、数輪の花が風に揺らいでいるのも風情があって良い。
ここには、800万本ほど植えられていて、10月初め頃までは楽しめるとの事だ。

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雨の休養日

2008年09月19日 | セカンドルーム

 

今日も雨が降ったり止んだりのすっきりしない一日で、午前中は工房で椅子の下塗りをした。
秋祭りも終わり、雨の午後はちょうど良い休養日となった。


ユキ(柴犬)も遊びに行こうともしないで、小屋でおとなしくしている。やはり雨は苦手なようだ。


お勝手の窓から見る稲田は、黄金色に染まり、いつでも稲刈りが出来る状態だが、しばらくはお天気待ちになりそう。


飛騨地方は台風13号の直撃は無さそうだが、雨の影響はあるので家の周りを点検した。
裏山はかなりの急斜面だが、地盤がしっかりしているし、広葉樹の密度も高いので、今まで崩れたことは無い。
しかし、最近は観測史上初めてとか、記録破りの豪雨とかのフレーズが飛び交うので安心は出来ない。

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岩井神社の秋祭りー2

2008年09月18日 | セカンドルーム

 

祭りの本番は、午後1時に獅子舞を先頭に、鉦や笛のお囃子で行列を組んで、公民館で待つ神主をお迎えに行く。
今年の役は唐櫃担ぎで、白装束に烏帽子を被って祭列の一番後に付くことになったので、何とか撮影が出来た。

 
神社に神主を迎え、様々な神事が執り行われ、境内では獅子舞や闘鶏楽、本殿では子供達の扇の舞、浦安の舞などが奉納された。

 
例年ならこの後に、祭神がお御輿に乗ってお旅所へ行き、氏子共ども宴の席で楽しんで頂くところであったが、今年は天気の都合で本殿で行われた。
時々小雨が降る程度で、秋祭りも無事に終り、山里では、これから秋の取入れが本格的に始まり、冬やわい(準備)も間もなく始まる。

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岩井神社の秋祭り

2008年09月18日 | セカンドルーム

 

今日は岩井神社の秋祭り。あいにくの小雨模様の中で、朝7時から準備が始まった。
手分けをして、境内や本殿の清掃、のぼり立て、縄ない、しめ縄の取り付けなど、毎年行われる行事が手際よく進められていく。

 

 
午後1時に祭礼を司る神主を向かえ、公民館から行列を連ねて神社に入り、午後2時から祭事が始まる。
30近くの役割りと獅子舞やお神楽など、昔から引き継がれてきたまつり事を行うのは、過疎の集落にとって大変なことだが、ないがしろにする人はいない。
午後の天気が心配だが、祭りの準備はすべて整った。
  12時30分投稿

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高山へ

2008年09月17日 | セカンドルーム

 

今朝名古屋を出て、お昼頃高山へ戻ってきた。
名古屋の残暑は厳しかったが、せせらぎ街道の温度計は21℃を指し、涼風が爽やかだった。
いつも休憩をする峠は、どうだんやかえでが少し色づき、間もなくここも紅葉街道になって、観光客で賑わうことだろう。


街道の脇を流れる渓流は、岩や水まで緑に染まり、見慣れた景色でも改めて飛騨へ入ったことを強く感じさせる。
暑くて賑やかな都会生活と、いつもこの峠でお別れをしている。

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