正論1月号、まあ、正論と言えば、Shisaku さんが大好きそうな論者勢揃いである。
吊し記事をみるのもいいが、ときには買って読んでみるのもいい。ちょっと面白そうな記事を拾ってみようか?
「中国は必ず台湾・尖閣諸島を獲りにくる
対中政策で揺れるアメリカの隙を突いて冒険主義に奔る中国。日本に備えはあるか
京都大学教授 中西輝政/評論家 石 平」
イラク泥沼化などの影響でアメリカは衰退。IISSの年次報告でもアメリカの力が落ちていくという見通しがある。
一方、中国もバブル崩壊して、一挙にではなく、各地で散発的にゆっくりと崩壊するだろう。
そうなると、中国がどうでるかわからない。ナショナリズムを強化して軍事的に暴走する可能性はある。その際の象徴となるのが台湾である。
この点を違う角度から論じているのが、「アメリカは中台の「現状」を維持できるか
評論家 黄 文雄」である。
「中国“遺棄化学兵器”問題
国益が損なわれる事態を看過できない 衆議院議員 松原 仁
利権のカラクリをすべて暴露する ジャーナリスト 水間政憲」
これは、要するに、日本は兵器を遺棄したわけでなく、相互の意思に基づいて国民党などに手交したのだから、これについて責任をもついわれはない、また、現在その為に使われている巨額の費用の使われ方も多いに疑問がある、というもの。
「パール判事は保守派の友たりえない 評論家・秀明大学学頭 西部 邁」
西部氏らしくわりに凝った文体でかきあげている。
パール判示の日本人被告を全員無罪としたため、自衛戦争肯定論者から援用されてきたが、彼の思想からはそうした、援用には無理がある。
また、法律の裏には道徳観念があるとしたうえで、
当時 覇権的戦争を悪とする国際道徳が萌芽しつつあった、一方、予防的先制攻撃は自衛戦争として認められていた。実際、西洋は覇権的先制攻撃でアジアを植民地化していた。
覇権的か予防的かは国際法廷で決せられる、が、それゆえ、勝者による裁判は不公正となる。もっとも、見せしめてき政治儀式も国際道徳の一部。従って、A級戦犯なる概念に悶着する必要はない。
もっとも、恨みを買うことをすれば罪である、というのがアジア的国際道徳であれば、日本人はそれを甘受せねばならいが、それにうまく対処していくのが外交というものである。
「 日本国籍を持つ私を入国拒否した「我が祖国」
「国賊を入れるべきでない」と家族まで責めたてる韓国への痛憤
拓殖大学教授 呉善花」
これは表題通り、で、相も変わらぬ、韓国の強烈なナショナリズムについてである。
「南京攻略戦から70年 新たに判明した“大虐殺”否定の真実
近現代史研究家 阿羅健一」についていえば、ラーベやフィッチの身元調査をしてその言説が怪しいといのだが、これはこれで一資料であろうが、しかし、そのことが、彼の報告のすべてを偽とする根拠にもならない。
まあ、ざっとこんな感じかな?
吊し記事をみるのもいいが、ときには買って読んでみるのもいい。ちょっと面白そうな記事を拾ってみようか?
「中国は必ず台湾・尖閣諸島を獲りにくる
対中政策で揺れるアメリカの隙を突いて冒険主義に奔る中国。日本に備えはあるか
京都大学教授 中西輝政/評論家 石 平」
イラク泥沼化などの影響でアメリカは衰退。IISSの年次報告でもアメリカの力が落ちていくという見通しがある。
一方、中国もバブル崩壊して、一挙にではなく、各地で散発的にゆっくりと崩壊するだろう。
そうなると、中国がどうでるかわからない。ナショナリズムを強化して軍事的に暴走する可能性はある。その際の象徴となるのが台湾である。
この点を違う角度から論じているのが、「アメリカは中台の「現状」を維持できるか
評論家 黄 文雄」である。
「中国“遺棄化学兵器”問題
国益が損なわれる事態を看過できない 衆議院議員 松原 仁
利権のカラクリをすべて暴露する ジャーナリスト 水間政憲」
これは、要するに、日本は兵器を遺棄したわけでなく、相互の意思に基づいて国民党などに手交したのだから、これについて責任をもついわれはない、また、現在その為に使われている巨額の費用の使われ方も多いに疑問がある、というもの。
「パール判事は保守派の友たりえない 評論家・秀明大学学頭 西部 邁」
西部氏らしくわりに凝った文体でかきあげている。
パール判示の日本人被告を全員無罪としたため、自衛戦争肯定論者から援用されてきたが、彼の思想からはそうした、援用には無理がある。
また、法律の裏には道徳観念があるとしたうえで、
当時 覇権的戦争を悪とする国際道徳が萌芽しつつあった、一方、予防的先制攻撃は自衛戦争として認められていた。実際、西洋は覇権的先制攻撃でアジアを植民地化していた。
覇権的か予防的かは国際法廷で決せられる、が、それゆえ、勝者による裁判は不公正となる。もっとも、見せしめてき政治儀式も国際道徳の一部。従って、A級戦犯なる概念に悶着する必要はない。
もっとも、恨みを買うことをすれば罪である、というのがアジア的国際道徳であれば、日本人はそれを甘受せねばならいが、それにうまく対処していくのが外交というものである。
「 日本国籍を持つ私を入国拒否した「我が祖国」
「国賊を入れるべきでない」と家族まで責めたてる韓国への痛憤
拓殖大学教授 呉善花」
これは表題通り、で、相も変わらぬ、韓国の強烈なナショナリズムについてである。
「南京攻略戦から70年 新たに判明した“大虐殺”否定の真実
近現代史研究家 阿羅健一」についていえば、ラーベやフィッチの身元調査をしてその言説が怪しいといのだが、これはこれで一資料であろうが、しかし、そのことが、彼の報告のすべてを偽とする根拠にもならない。
まあ、ざっとこんな感じかな?