ICT工夫
全ての自由を奪えても、自由を求める自由だけは奪えない
  だからネットの使い方も 工夫 したい こうふ のブログ




3月15日までの確定申告を準備していた最中に3.11勃発、全ての予定を狂わせる無計画停電が始まり年度末が終りました。
「東北地方太平洋沖地震」は気象庁が命名した学術的な呼び方でしょうが、一般には東北関東大震災、東日本大震災と書かれることが多いです。

私は様々なネット記事、映像を見ている時に、あの9.11でアメリカの人々が感じたのはきっとこういう感覚だったのだろうと思いました。私は3.11と呼ぶことにしました。9.11で世界の歴史は変わった、3.11で日本の歴史が変わりつつある、そういう虚脱感、虚無感、恐ろしさ、そして希望を持ちます。今次大戦の戦後は・・・と私は考えています、生きていられればですが。

情報公開の最初の問題は、マグニチュードの意味です。気象庁自身のこのページにあるように、「日本では、Mといえば通常、気象庁マグニチュード(Mj)をさします」と書かれていますが、津波警報・注意報の改善に関する最近の取り組みでは、「気象庁では、平成19年7月より、短時間でCMT解を計算することにより、地震のメカニズムと規模(モーメントマグニチュード)を地震発生後10~20分程度で推定しています。モーメントマグニチュード(Mw)とは、地震による断層運動の大きさを的確に表すマグニチュードです。」
ということで、日本付近で発生した主な被害地震(平成8年~平成22年10月) にある記録の M は全て Mw に換算し直されたのでしょうか、その点がわかりません。
3.11関連のネット記事では当初発表のマグニチュード 7.9 が 9.0 まで次々に変更されたことについて、Mj を Mw に変えたからだ、原発被災について史上最大を強調するためだ・・・というような話が出ていたのです。私も誤解しましたが2007年から Mw に切り替えていたなら、過去との比較もきちんと分かるような情報発信、すなわち地震記録のページと取り組みページのリンク、以前の記事の修正あるいは最新記事への誘導などが処理されているべきなのです。
2011.03.11 東北地方太平洋沖地震
2011.03.12 東北地方太平洋沖地震-2

◇ 原発人災については、2011.03.28 福島原発最悪の事態に備えるを更新して行くつもりです。いずれ単独のWebページに編集する予定ですが、今はとにかく勉強しないとなりません。
◇ 無計画停電については、2011.03.27 細分化後、初の甲府市28日の計画停電 にまとめてあります。これまで記事には書きませんでしたが、私が世話になった伯父達はみんな東京電力に関係していたのです。私も学生時代には伯父の世話で火力発電所の倉庫でバイトしたこともあり、東電には親しみを感じています。可愛さ余って憎さ百倍が記事に出てしまうのは仕方ないかなと思っています(^o^)
 この問題に対処する行政の姿は予想した以上にひどいと感じています。どうあるべきか何をすべきかを考えずに言われたことだけ前例踏襲で仕事ができていると考えておられるなら気の毒だと思います。

2011.03.31 Operation Tomodachi 友達作戦、がんばろう東北! を書きながら情報の整理力、発信力の差をまざまざと見せつけられてショックでした。最近は新聞サイトなどもほとんど読まないので、自衛隊や米軍のこのような活動がどのように報じられているのか知りませんが、被災地救援と共に彼等にもう一つの目的があるのではないか、とも感じました。
3月17日のオバマ大統領のスピーチの凄さはこの米軍の活動に裏付けられているような・・・同じことを二度繰り返して国民の安全を語る自信の裏付け? そして「大統領としての自分が知る事は全ての国民も知るべきことだ」、この迫力!

Second, I know that many Americans are also worried about the potential risks to the United States.  So I want to be very clear:  We do not expect harmful levels of radiation to reach the United States, whether it’s the West Coast, Hawaii, Alaska, or U.S. territories in the Pacific.  Let me repeat that:  We do not expect harmful levels of radiation to reach the West Coast, Hawaii, Alaska, or U.S. territories in the Pacific.  That is the judgment of our Nuclear Regulatory Commission and many other experts.
Furthermore, the Centers for Disease Control and Prevention and public health experts do not recommend that people in the United States take precautionary measures beyond staying informed.  And going forward, we will continue to keep the American people fully updated -- because I believe that you must know what I know as President.

今次大戦で日本はまた敗北する。戦犯は誰々か、国民は気が付き始めていると思っています。今度ばかりは「一億総ざんげ」などという甘ったるい決着を許してはならない。情報に目隠しをされていた国民がみずから腹を切らない人々の為に懺悔を強いられる必要はない。
では平成23年度が皆さまにとって良い年でありますように・・・



コメント ( 1 ) | Trackback ( )