期日前投票を活用したい

昔からある不在者投票制度は面倒くさいということで、公職選挙法が改正されて「期日前投票」ができるようになっています。平成15(2003)年12月1日から施行です。「きじつぜん」と読むのが正式らしいですが、私はいつも「キジツマエ」と読んでしまいます(^o^)

（期日前投票）
第四十八条の二 　選挙の当日に次の各号に掲げる事由のいずれかに該当すると見込まれる選挙人の投票については、第四十四条第一項の規定にかかわらず、当該選挙の期日の公示又は告示があつた日の翌日から選挙の期日の前日までの間、期日前投票所において、行わせることができる。
　一 　職務若しくは業務又は総務省令で定める用務に従事すること。
　二 　用務（前号の総務省令で定めるものを除く。）又は事故のためその属する投票区の区域外に旅行又は滞在をすること。
　三 　疾病、負傷、妊娠、老衰若しくは身体の障害のため若しくは産褥にあるため歩行が困難であること又は刑事施設、労役場、監置場、少年院若しくは婦人補導院に収容されていること。
　四 　交通至難の島その他の地で総務省令で定める地域に居住していること又は当該地域に滞在をすること。
　五 　その属する投票区のある市町村の区域外の住所に居住していること。

「見込まれる」　というのがキモです。総務省－期日前投票制度の概要 にも 「概要」 ではあってもこの言葉はきちんと書かれています。
投票日には仕事が入りそうだ、旅行に出かけるかも知れない、熱を出しそうだ・・・（見込まれる）、と、投票する私が決めればよいだけのことです。投票所の係員にクドクド説明する必要はなく、私の記憶では投票日の時と同様に投票所入場券を出すだけ、それを忘れたら運転免許証を見せるだけで良かった経験もあります。記憶がおぼろげですが、宣誓書なんて堅苦しいものでは無くて、理由がいくつか書かれたリストに一つ丸を付けただけだったように気がします。住民票の写しを入手する時と同じようなもので最近の行政文書は住所氏名以外は大抵はマルバツで済みますね。
ですから、期日には投票所には出かけられないと自分で決めて（見込まれると思って）期日前に投票すればよいだけです。
『期日前投票は、仕事や旅行など投票日に投票できない一定の理由がある人』 とか 『選挙期日の前であっても仕事や旅行、レジャー、冠婚葬祭等の理由で当日投票ができない方については、選挙期日と同じように投票を行うことができる制度』 などと確定条件が求められるような書き方がされたニュースやＷｅｂページにビビらない方がよいです。高い投票率に寄与するに何のちゅうちょも不要です。
でも第四十八条の二の（三）の「又は」以後については見込まないのが望ましいですね。選挙権があって少年院に収容されている見込みがある？ どういう意味だろうか？

私の仕事は常にトラブルには備えねばならないので、投票日が日曜日だからといって油断できません。急な県外サポートに呼ばれて土曜の夜から出かけて戻るのは日曜の深夜というケースも生じます。ですから期日前投票が可能な日に時間を見て出かけておくのがベストです。よんどころなく棄権した時は後味が悪かったので、利用しやすい期日前投票制度ができてよかったと思っています。

ネット記事に時々見かけますが、団体さんで期日前投票する組織もあるそうですね。そういう場合は選挙権が得られる日数で逆算した時期に地域の人口が増えて、選挙が終ると同じ数だけ減るかも・・・(^o^) 選挙というものは社会の実態を映す鏡かも知れません。

国民新党が推薦決定を取り消した

平成23年3月31日　国民新党の推薦決定の取り消しについて というホームページ掲載の記事は次のとおりでした。
4月1日に行われる統一地方選挙において、民主党の公認、推薦、無所属候補者に対する国民新党の推薦は次のように決定いたしました。
国民新党の推薦する727名の中で、推薦を取り消す候補者について、その氏名、選挙区は現在調整を行い、別途明日以降発表することとする。
なお、首長選挙についての推薦はそのままとする。　　　　以上　国民新党
国民新党ホームページには、2011年 04月 01日（金）付けで、統一地方選挙　推薦取消し一覧　（県議）詳細はこちら、統一地方選挙　推薦取消し一覧　（政令市）詳細はこちら、統一地方選挙　推薦取消し追加　詳細はこちら　と３本のPDFファイルがアップロードされていました。

国民新党がなぜこのような選挙妨害、落選運動にも等しい行為をやったのかは、『国民新党が求めた郵政改革法案を審議する衆院特別委員会の３月中の設置を民主党が先送りしたのが理由だ。』（日本経済新聞 2011/4/2 1:23）とのことです。

ポスターとか選挙公報などでは、推薦を受けた組織なども書いてあるような気がしますが、もしそうならポスターなどはどうなるのでしょうね。刷り直す時間もないから墨塗りかな。県議会議員選挙では選挙公報は無かったかも知れません。国政選挙と知事選挙以外はそれぞれの条例できまるものらしいです。

私が気になったのはホームページです。もし選挙用に制作したページに推薦組織なども書かれていたら、「国民新党推薦」を修正できなかった候補者がおられるかも知れません。それがこのバカバカしい時代遅れな公職選挙法の文書図画条項のはずです(^o^)
そのままにしておくと、虚偽の文書図画を流布したと指弾されるかも知れないし、修正したら公選法違反に問われる。
国民新党の作戦は知能的ですね。悪知恵に長けていると考えますので、私はこの政党は信用しないことにします。

取消しリストを見たら山梨県では該当者無しですから、これは他県の話です。しかし、こんな国民新党に気に入られる民主党候補？ 興味深いですね。

核をもって核を制す、福島原発最期の決断

「被災地救援と共に彼等にもう一つの目的があるのではないか、とも感じました。」と本文に書いたことが・・・
2011年4月1日03時12分 読売新聞　米軍「トモダチ作戦」、原発事故に重点へ
『日米両政府は、東日本巨大地震を受けて米軍が展開中の支援「ＴＯＭＯＤＡＣＨＩ（トモダチ）作戦」の比重を、捜索・救助から東京電力福島第一原子力発電所の事故対処に移す調整に着手した。 　作戦に携わる人員を現在の約１万８０００人から５０００人程度にする。複数の日米関係筋が３１日、明らかにした。時期は４月中旬で、三陸沖で救難や物資輸送などを行っていた原子力空母「ロナルド・レーガン」など海軍の部隊を中心に縮小する方向だ。』

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というコメントを2011.04.01 3月のアクセス、のさばる情報非公開、無計画、前例踏襲 に書いておきました。
私が何を感じていたのかは書かずにいたのですが、「福島のメルトダウンが地下水に到達すれば、チェルノブイリより深刻」 を読んだ時に「やはりそうか！」と思いました。邦訳されたテキストと原文－March 27, 2011　When the Fukushima Meltdown Hits Groundwater の該当箇所を引用します。

臨界状況にある原子炉に、コンクリートを注いでも無意味だ。ただ爆発し、更に多くの放射性粒子状物質を放出するだろう。コンクリートは溶け、問題は悪化するだろう。チェルノブイリは違っていた。臨界の原子炉は爆発し、核反応を停止した。福島では、炉心は依然として、メルトダウンを続けている。これを停止させる唯一の方法は、10キロトンの核分裂型爆弾を、各炉の格納容器内部で爆発させ、炉心が気化するのを願うことだ。これは、恐らく悪い解決法だ。

Pouring concrete on a critical reactor makes no sense ? it will simply explode and release more radioactive particulate matter. The concrete will melt and the problem will get worse. Chernobyl was different ? a critical reactor exploded and stopped the reaction. At Fukushima, the reactor cores are still melting down. The ONLY way to stop that is to detonate a ~10 kiloton fission device inside each reactor containment vessel and hope to vaporize the cores. That’s probably a bad solution.

マスコミに載らない海外記事 というブログを私はこれまで知りませんでした。ありがたいブログです。この問題の海外記事を自分で探す能力は無いし、気が付いても読むのは難しいです。私はこの問題に関係するような専門用語を全く知らないからです。
このブログ記事に気が付いたのは、原子力資料情報室の 緊急報告会　「福島原発震災 ―“いわき”からの報告―」 開催広報記事から報告者のサイト、風のたよりーいわき市議会議員　佐藤かずよし　に入って、そのトラックバックからです。

「3月のアクセス、のさばる情報非公開、無計画、前例踏襲」 に書いたように、オバマ大統領のスピーチを知った時に原子力空母「ロナルド・レーガン」派遣のもう一つの意味を感じたのです。戦術核兵器の使用が想定されているに違いない、と。ミサイル攻撃というのではなく上掲原文に a～10キロトンと書かれているように、使用する核の大きさを決め、ロボットとか小型飛行物体(UFO?)などで適切な場所に設置し遠隔操作で爆破・・・？
そういう機械的方法では不可能なら平成の爆弾三勇士は誰がふさわしいかをネティズンならもう分かっている。日本は一応独立国家ですからこの最終決定は総理大臣であり、その責任を逃れる為に政権移譲の話がかまびすしいのでしょうか。

米軍がどのようなステップで人災原発を穏やかに終息させるか、その段取りが次々に不成功に終わった時、最期の決断になるのか、それまでの猶予期間はどれほどと見込まれているか・・・世界中の目が日本に、福島原発に注がれている－Potential dispersion of the radioactive cloud over The Northern Hemisphere
「大統領としての自分が知る事は全ての国民も知るべきことだ」、私はこれからも海外の情報に注意して行きたいと思っています。
2011.03.28 福島原発最悪の事態に備える もリンク集は更新しています。
ヒロシマ、ナガサキとは全く違う「奇麗な方法で蒸発」させられることを期待して全景を残しておきたいと思います。ロックオン！

「福島のメルトダウンが・・・」　記事の末尾の方には、私が書きたいようなことが沢山書かれています、こんなことを私が書けば単なる「脊髄反射」として叩かれるでしょうが、これほどのソースを提示されているブロガーさんをバッシングするのは大変です(^o^)