ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ウヰスキー

2011年03月21日 | 沖縄の飲食:飲物・酒肴・嗜好品

 初めての酒

 泡盛の消費量が伸びているらしい。特に県外出荷量は前年比の30%増しだとのこと。泡盛は、私も旨い酒だと認識しており、よく飲む。私の年間アルコール消費量の半分ほどを占めていると思う。その多くは家で飲むが、飲み屋でも概ね泡盛になる。
 飲み屋でも・・・と書いたが、それは、居酒屋でもスナックでもということになる。居酒屋に行ってもスナックに行っても、その棚の多くを泡盛のボトルが占めている。メニューにも泡盛の銘柄が多く並んでいる。客も泡盛を注文する人が多い。ウチナーンチュの呑み助に、泡盛は断然の人気がある。旨い、安い、悪酔いしない、という評判である。

  今ではそれほど人気のある泡盛だが、これがじつは、沖縄の本土復帰後10年くらい、つまり、今から25年ほど前まではそうではなかった。居酒屋はともかく、スナックで泡盛を置いてある店は少なかった。泡盛は置いていない、日本酒は甘ったるくてウチナーンチュの口には合わない。それでは、ウチナーンチュの呑み助たちは、スナックで何を飲んでいたかと言うと、ウヰスキーなのであった。アメリカ進駐軍の影響である。
 米軍基地があるせいで、軍からの闇物資(非関税なのですごく安い)が巷に流れ出た。また、復帰特別措置法なる法律があって、ウヰスキーが免税されて(本土価格よりだいぶ安い)売られた。しかも、当時の泡盛は臭くて(私は好きだったが)、今ほどの人気は無かった。で、ウチナーンチュたちはウヰスキーを飲む機会が多かった。
      
  私や私の友人の多くは、高校生になってから本格的に酒を飲むようになったが、本格的に飲むようになった我々の初めての酒は、たいていがウヰスキーであった。そんなウヰスキー、私の部屋にはバーボンを含めて常に4、5本はあるが、泡盛人気の上昇につれて、スナックではあまり見かけなくなった。置いてあることはあるが、その種類は少ない。
 クリスマスイブの日、久々に外でウヰスキーを飲もうかと、よく行くスナックへでかけた。そこの棚にある50本ばかりのキープボトルはほとんどが泡盛だが、1本だけバーボンがあった。女将に、「バーボンもあるの?」と訊くと、「そりゃあ、あるわよ」と答える。棚のバーボンがジムビームであるのを確認しながら「何があるの?」とさらに訊く。それには答えず女将は、「ジムビームでいい?」とおっしゃる。それしか無いのかよ、と私は思いつつ、頷き、その夜はバーボンとともに更けたのであった。
      
 記:ガジ丸 2005.12.30 →沖縄の飲食目次

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