ガジ丸が想う沖縄

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フローレンスフェンネル

2018年01月12日 | 飲食:食べ物(材料)

 薫り高き食物

 フローレンスフェンネルはフェンネルの亜種で、フェンネルは和語でウイキョウ、沖縄語でイーチョーバーと呼ばれるもの。食物としてのウイキョウ(フェンネル)は2012年2月に紹介済みだが、その記事は、友人のIさん(女性)は和食の料理人で、そのパートナー(男性)Tさんは洋食の料理人であると紹介し、Tさんから「フェンネル欲しいなぁ」と話があって、2013年1月にウイキョウを持って行ったら、「これじゃない」となって、Tさんの言うフェンネルはフローレンスフェンネルということが判明した。
 という結果となって、その年、フローレンスフェンネルの種を播いて、2014年1月にTさんへ持って行ったら、「これです」と喜んでくれた。3月にIさんTさんの店へ行った時、Tさんの料理したフローレンスフェンネルを食べさせて貰った。美味かった。私も自身で少し料理して食べたが、プロには勝てないが、それなりに美味かった。

 Tさんが喜んでくれたということで、2014年にもフローレンスフェンネルの種を播いて、翌年1月以降に多くを収穫し、IさんTさんの店へ売って、なお残ったものはTさんから料理法を教えて貰って自分でも料理した。
 Tさんの料理するフローレンスフェンネルは、タマネギ大となった株元の部分。私もその部分を蒸したり、酢漬けにしたり、ワイン蒸しにしたりで食べた。ネットで調べると根っこも食えるとあったので、根っこも蒸して食べた。株元の部分は薫り高く、塩味だけで十分美味しかった。根っこの部分は芋のような感じ、まあまあ美味かった。
 しかし、2015年に種を播くことは無く、収穫も無く、その後は食べていない。Tさんの店へ持って行けば買ってくれるが、友人達は買ってくれないので、栽培するには経済的に成り立たないということになった。独特な味は、一般受けしないようであった。
     
     
     

 フローレンスフェンネル(Florence・fennel):葉菜
 セリ科の多年草 南ヨーロッパ原産 方言名:なし
 タマネギ大となる根元はセロリの葉の根元が数多く重なって、太く大きくなったような感じ。肉厚で、水分豊富で、美味。果実は香味料や薬用になる。

 記:2018.1.6 ガジ丸 →沖縄の飲食目次