ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ヒメアカタテハ

2011年11月03日 | 沖縄の動物:昆虫-鱗翅目(チョウ・ガ)

 弱いもの、強いもの

 ルリタテハはアパートの駐車場で2度、大家さんの車に停まったりしているのを見ている。職場の駐車場では数回、部長の車に停まったりしているのを見ている。ルリタテハに縄張りがあることについては文献を読んで知っていた。人間をも恐れない強いチョウは、私が近付いてもなかなか逃げないし、いったん離れても、またすぐに戻ってくる。なるほど、大家や部長の車、及びその近辺が彼らの縄張りなのかと納得する。

 先日、西原町にある海岸端の公園でヒメアカタテハを発見した。このチョウは人間嫌いなのか、私が5m以内に近付くと逃げた。が、しかし、これもまたすぐに、元の場所近くに戻ってくる。彼にも縄張りがあって、それを守っているのだ。進入してくる他のチョウを激しく追い払うらしい。強いチョウなのである。
 アオタテハモドキを最初に見たときは翅が齧られているものであった。おそらく、鳥に食われかけでもしたのだろう。飛び方もヨタヨタしていた。アオタテハモドキ以外にも、翅を齧られてヨタヨタ飛んでいるチョウを何種か見た。アゲハやツマグロヒョウモン、ウラナミシロチョウなど。しかし、何度も見かけているルリタテハに翅を齧られている個体はいなかった。どうやら、チョウにも弱いもの、強いものがいるみたいである。
 →アルバム(翅を齧られたチョウたち)

 ヒメアカタテハ(姫赤立羽):鱗翅目の昆虫
 タテハチョウ科 日本、アジア、ヨーロッパにかけ広く分布 方言名:ハベル
 全体の形や模様がアカタテハと似ているが、アカタテハより一回り小さい。また、アカタテハの成虫は花の蜜だけでなく、樹液や果実の汁も吸うが、本種は樹液や果実の汁にはほとんど集まらないという違いがある。幼虫の食草も異なる。
 雄が縄張りを持っていて、その縄張りに侵入してくる他のチョウを激しく追い払う行動をするのはアカタテハ、ルリタテハと同じとのこと。
 前翅長27ミリ内外。成虫の出現は周年。幼虫の食草はヨモギ、ゴボウなど。
 
 沖縄産1 
 
 沖縄産2 
 
 倭国産  

 記:ガジ丸 2005.11.26  →沖縄の動物目次 →蝶蛾アルバム

 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行

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