ガジ丸が想う沖縄

沖縄の動物、植物、あれこれを紹介します。

ウスオビヒメクチバ

2017年07月14日 | 沖縄の動物:昆虫-鱗翅目(チョウ・ガ)

 自然いっぱいの畑で

 300坪の畑ナッピバルを始めたのは2012年の夏、ナッピバルの北隣はウージ(サトウキビ)畑、南隣りはキャベツ畑、東隣りは元バナナ畑の原野、西隣りは道路を挟んで墓が点在する原野となっている。東南方向へ行くと民家の建ち並ぶ街となるが、北から南西方向は広く墓地や畑、原野となっている。そんな環境なので自然はいっぱい。
 植物も動物もいっぱいの環境で、既に850種以上も紹介している植物はともかく、動物は、わざわざどこかへ出掛けなくても「初めまして」の者によく出会う。動物の中でも昆虫にはたくさん出会って、写真を撮っている。そしてたまには、図書館から借りた図鑑と見比べて、写真の者が何者であるか判明させる作業をやっている。

 過日、パソコンの不明写真フォルダの、動物フォルダを覗いたら、何者か不明の者は昆虫の中でも蛾の類に多く約80種、判明写真フォルダにも蛾は多く約20種。それらのうち、ナッピバル周辺で撮ったものは不明が約50種、判明が約10種あった。
 じつは、写真は撮れていないが、蛾にはまだ多く会っている。この先も出会って、次の機会には写真が撮れるかもしれない。「不明が増えるなぁ、調べなきゃ、調べたら判明が増えるなぁ、記事書かなきゃ」ということで、先々週のツマキモンシロモドキから始まって、しばらく昆虫の紹介が続く。第二弾はウスオビヒメクチバ、去年6月、畑で発見。
 
 ウスオビヒメクチバ(薄帯姫朽葉):鱗翅目の昆虫
 ヤガ科 本州から南西諸島、他に分布 方言名:ハベル(ガの総称)
 名前の由来、資料が無く正確には不明だが、おそらく見た目から。ナタモンアシブトクチバの頁にも書いたが、クチバと名のつく蛾は『沖縄昆虫野外観察図鑑』に載っているだけでもヤガ科に17種ある。そのどれも翅色が赤褐色とか黒褐色とか灰褐色とある。~褐色というその色が朽葉に喩えられているのではないかと想像する。ウスオビを薄帯としたのも私の想像、翅底に縦に走る薄い暗色紋がありそれが薄帯。姫は小さいことの喩え。
 平地性のガ、ヤガ(夜蛾)科だが昼間も遭遇する。『沖縄昆虫野外観察図鑑』には「植物の根際などに止まる」とあったが、私は葉の表で1度、ノゲシの蕾の上で1度会っている。いずれも6月梅雨時の、梅雨の晴れ間の明るい昼間。
 前翅長21ミリ内外。成虫の出現は3月から11月。沖縄での食草は確認されていないとのこと。「本土ではイネ科につくという」(沖縄昆虫野外観察図鑑)とのこと。
 
 蕾の上で

 記:ガジ丸 2017.6.26 →沖縄の動物目次

 参考文献
 『ふる里の動物たち』(株)新報出版企画・編集、発行
 『沖縄大百科事典』沖縄大百科事典刊行事務局編集、沖縄タイムス社発行
 『沖縄昆虫野外観察図鑑』東清二編著、(有)沖縄出版発行
 『名前といわれ昆虫図鑑』偕成社発行
 『いちむし』アクアコーラル企画発行
 『昆虫の図鑑 採集と標本の作り方』福田晴夫他著、株式会社南方新社発行

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