Latin for Beginners_1917

【本文】
 NOTE. When translating into Latin an English indirect statement, first decide what tense of the indicative would have been used in the direct form. That will show you what tense of the infinitive to use in the indirect.

【訳文】
 《注》 英語の間接話法をラテン語に訳す際には、まず始めに、仮に直接話法の形にした場合には直説法のどの時制が用いられただろうかを決定しよう。そのことが、間接話法において不定法のどの時制を用いたらよいかを示してくれるだろう。

【コメント】
 第1文で、an English indirect statement が translating の目的語です。目的語が前置詞句 into Latin の後に来ています。
 また、decide 以下で would have been ... と仮定法過去完了が用いられているようですが、これは、間接話法の文を仮に直接話法で表した場合にはという仮定の意味が込められているためかと思われます。
 第2文の疑問詞句+ to do(本文では what tense ... to use)は、「何の ... を~したらよいか、~すべきか」といった意味を表す表現です。

 英語の間接話法の文をラテン語に訳す手順を示してみると、以下のようになります。

 ① 英語の間接話法の文
       ↓
 ② 直接話法に直してみる(時制に注意する)
       ↓
 ③ ラテン語の直接話法の文にする
       ↓
 ④ ラテン語の間接話法の文にする(時制に注意して直説法を不定法に変える)

-初学者のためのラテン語-

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