預かり犬タロウ・最初の１歩

昨日お話しました　「老犬タロウの一日預かり」　ですがタロウ君はあれから毎日、夕方散歩の途中に我が家へ寄ってくれます。

たまたま私がお休みの日でした。タロウ君はまだかな～？早く来ないかな～？と何度も２階の窓から外を眺めていると・・・

　○子さぁ～～ん！タロウ君、来たよ！　

緊張気味のタロウは以前より痩せて、涙焼けも目立ちます。白内障？瞳の色も白っぽい。年・・・取ったな～　　

さて、何とか家に入って貰わねば！耳もほとんど聞こえていないタロウ君なので、大きな声で名前を呼びました。

　タロウく～ん！タロウく～ん！ここまでおいでよ！

やはり初日のように警戒心からの踏ん張りが強い。　じゃあ、とりあえずお母さんが先にここまで入って下さい。

お母さんが中に入ります。まだリードピンピンのタロウ君は思案顔ですが、お母さんに促されついに・・・１歩足を踏み入れました。

　　　

ここは元々はお店だったんです。我が家で一番風通しのいい、りんごちゃんお気に入りの場所でした。

中に入った途端、タロウ君はしきりに鼻をヒクヒクさせていました。まさか・・・まさかね～そんな事有り得ないよね～　

　ねえ～タロウ君。もしかしてりんごのニオイがするの？

最初の１歩はただそこに立ちすくむだけでしたが、あのタロウ君にしたら大きな１歩です！　タロウ君、頑張れ！　

この日の滞在は１０分程度。少し薄暗くなってきたので、２人を家まで送る事に・・・お母さんにお願いして、タロウ君のリードを引かせて貰いました。

　わぉ～４年ぶりのリードだ！

　　　　　

ゆっくりでいいからね・・・そうそう、ゆっくり・・・ゆっくり・・・　

　　　　　

ヨタヨタ歩きのタロウですが、自宅近くになると幾分歩くスピードが速まったような気がします。　

　よそ様の大事な犬を預かる・・・言い換えれば、よそ様の大事な命を預かるという事になります。

預かる私達にも不安が無いとは言い切れませんが、一番不安なのはタロウ君であり飼い主のおばさんだと思います。

怪我や事故が無いように！心静かにゆっくりできるように！そして何よりおばさんの検査入院が無事に終わりますように・・・

さて、今日の夕方散歩は義母が一人で行きます。ばあちゃん、分かってるよね！りんごと同じ感覚じゃダメなんだからね！

タロウ君はタロウ君だからね。充分気をつけて歩いて下さい。朝から散歩の準備をしている義母も、４年ぶりにリードを引きます。　

　ばあちゃん待って～りんごも一緒に連いてく～！　りんごより　

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