なんでこんなに暗く？

　植木等が無責任男を演じて「サラリーマンは気楽な稼業ときたもんだ～」「スースースーダラタッタ、スラスラスイ～」と明るく踊っていた時代がありました。その頃、みんなせっせっと働き、家を建て車を買い、未来は明るいと思っていました。子どもたちもそれなりに一生懸命勉強をしていました、なんであんなに明るかったのでしょうね。

　今の暗さったらないですね。まるでやる気が出ません。平均寿命が延びたというのに年寄りは楽しそうではありません。若い人たちは、子どもを産んだり育てたりする気も起こりません。半暗闇のなかを歩いているようです。国全体としてはそんなに貧しいわけでもないのに、庶民は生きる気力が失せています。

　ホワイトアウトというのか、真っ暗闇でもないのに見渡せないのです。まるで雪降る中をむやみに歩いているみたいですね。だれかに任せば、どうなるというものでもないようです。知恵が試されているのでしょうか。

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