紫四季歩 美VersionⅤ

日本の四季を食べ歩く 旅に行く 人に出会う

郡山市 仁亭 仁亭風焼きかつ

2019年05月01日 | 福島県 グルメ
























































昔は、食べログを非常に参考にして、食べ歩きをしてきた。

今は、場所の確認以外では利用していない。

当然の事ながら、食べログに登録されていない店も沢山ある。

旅先で偶然出会った店。

誰も知らない店。

なんの予備知識も無い店。

それはそれで魅力的であり、胸の高揚感もある。

しかし、今回は食べログで福島県でも高評価の店に久々に行く。

元々、初めて福島で何か美味い物を!と思った時、食べログで調べたのが「仁亭」。

いいお店でした。

3年ぶりの再訪問になります。





朝の6時から、すでに3か所の桜見物をしたが、それでも店には10時半頃着いてしまった。

仁亭の近くには開成山公園と開成山大神宮がある。

ここも桜の名所と言っていいだろう。

店が開くまでの間、桜の撮影でもするか?と思ったが、駐車場がいっぱいだな。

結局、開いている駐車場を見つけ、暫し休憩。

思えば、寝てないし。w

体力的な衰えを感じていたが、昨年からの地道なトレーニングが功を奏したようだ。

少し、車の中で目を瞑り、休憩。

11時15分に目を開けると、店に行った。

店に行くと、先客というか待ち人は二人。

サラリーマン風の2人だけであった。

これには少々拍子抜け。

私は3番手として、開店を待つ。

その後、店が開店して中に案内される。

店内は、古民家風のいで立ち。

テーブル席、座敷席など統一されたものではなく、

どこの席も、そこだけのデザインである。

「どこでも、お好きな所にお座りください」

接客担当のマスターが、言った。

私は、カウンター席に座る。

前回は5人は座れるであろうテーブルで、貸し切りだったので、カウンターにした。

しかし、カウンターは二人まで。

この店のサービス方法であれば、私の隣に誰かが座ることは無い。

メニューは相変わらずの扇子である。

それと、追加ということで生姜焼き定食があった。

今回は、違うメニューにしようかと思ったが、

やはり、仁亭といえば「仁亭風焼きカツ」でしょう!

私は、仁亭風焼きカツ1700円を注文する。

注文後、暫しボケ~っと待つ。

お絞りと緑茶が提供される。

帰宅後に気が付いたのだが、今回は桜饅頭がなかった。

いろいろと価格高騰の中で、焼きカツの値段は現状維持。

饅頭が無くても、特に問題なし。

むしろ、遠慮なくお替りをしましょう。

先に野菜サラダが登場する。

ドレッシングは2種類。

フレンチというかサウザンドレッシングの様なものと、醤油ドレッシング。

お勧めはフレンチ2対醤油1で合わせることだと言う。

確かに、その方が味に奥行きがある。

それにしても、葉物中心とはいえ、ボリュームのあるサラダである。

これがお替り出来るのだ。

私は凄まじい空腹感を感じていたので、サラダをバクバクと食べる。

やがて焼きかつ登場!








御飯、漬物、味噌汁が付いたそれは、大き目なカツである。

準備をしておいたソースにカツを浸し、食べる。

サクッとした食感で、中から肉、チーズ、ハムが三位一体の味わいが口に広がる。

ソースは酸味のあるもので、濃厚な味わいのカツを酸味でくどさを感じない。

美味い!!!

所謂トンカツとは違った味わい。

衣の食感が、ザクザクしたものであるが、サッパリしている。

揚げ油の匂いもなく、パン粉が立って口の中を攻撃することもない。

カツはロース肉で、やや薄目の肉2枚で、中にチーズとハムを挟む。

ハムの存在は、殆ど感じないかな?

やはり、味の決め手はソースであろうか?

ゴマとマスタード、ソースを混ぜ込んだそれは、ソース自体が美味いと思う。

先述の様に、酸味を感じるそれは、味に切れがありくどさを感じない。

それゆえに、ソースはかなり多めにカツに付けている。

ご飯は茶碗の中にびっしりと詰め込まれている。

通常であれば、これだけで十分なボリュームである。

米自体も旨く、さすがは福島県!と思えるが、産地は分からない。

味噌汁はなめこですか?

大き目の器に、たっぷりと入っている。

とにかく、腹が減っていたので、カツを半分食べたところで、ご飯とサラダを食べ切る。

そして、両方ともお替りを所望する。

ご飯もサラダもしっかりと1人前をお替りをし、後半戦に臨む。

漬物は細かく刻まれていた。

それを白飯の上にのせ、飯を喰らう。

サラダも、間髪を入れずに口の中に押し込む。

うん、美味い!!!

とにかく、腹が減っていた。

ほぼ不眠不休で運転をし、歩き回った末へのこの焼きかつ。

元々美味い焼きかつが、空腹と言う調味料で最高のご馳走になる。

もう、連食などどうでもいい!

この店で、空腹をすべて埋めたい!

やがて完食。

全てを食べ終えると、冷たいお絞りとほうじ茶が提供される。

相変わらず、おもてなし感満載のサービスである。

通常であっても、十分ボリュームがあるのだが、それをお替りをして満たされた。

美味い物が腹いっぱいに詰まっている。

私はお会計をすることにした。

すると、接客担当のマスターが「車のナンバープレートみました。遠くからどうも」。

「私、この店は3回目なんです。毎回滝桜を観に来た時に、訪問しています」。

すると、マスターは驚いた様子で「ちょっと待ってくださいと」

なんと、ジュースを2本いただきました。

いやいや、こんな事をしていただいて申し訳ない。

「今日の予定は?」

「郡山に宿泊する予定です」

「花見山に行ったことがありますか?」

「いえ、行ったことは無いです」

「なら、花見山に是非行ってください!」

マスターお勧めの花見山、行きましょう!

私は丁寧にお礼を言い、店を後にする。

なんか申し訳ないね。

ジュース貰っちゃった。

常連のお客とかいるだろうにね。

だが、良い情報をいただきました。

福島の花見山、行った事が無いし、行こうと思ったことも無い。

私は、開成山を一回りして、行くことにした。







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