第一作の「ダイ・ハード」は2019/10/4、「ダイ・ハード2」は2022/10/28に掲載中です。
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「ダイ・ハード4.0」 2007年 アメリカ
監督 レン・ワイズマン
出演 ブルース・ウィリス ジャスティン・ロング
ティモシー・オリファント クリフ・カーティス
マギー・Q シリル・ラファエリ
メアリー・エリザベス・ウィンステッド
ストーリー
アメリカ独立記念日の前夜。
ワシントンDCのFBI本部に、何者かが全米のあらゆるインフラを監視するシステムにハッキングを仕掛けてきたとの情報が入り、ブラックリストに載るハッカーたちの一斉捜査が開始される。
一方その頃、ニューヨーク市警統合テロ対策班のジョン・マクレーン警部補は、久しく顔を見ていない娘ルーシーに会うため、ニュージャージー州の大学に立ち寄っていた。
しかし、意に反してルーシーの冷たい対応に気落ちするマクレーン。
おまけに、たまたまそこにいたばかりに、上司から、近くに住むマットという男をFBI本部まで連行せよ、とのヤボ用まで仰せつかるハメに。
不承不承マットのアパートを訪ねたマクレーンは、そこで謎の一味に襲撃される。
一味はガブリエル率いるテロ集団の傭兵部隊で秘密を知るマットの抹殺を狙っていた。
マクレーンはマットの協力を得て敵の行動を先読みし、アメリカ史上最悪のサイバー・テロを食い止めようと必死の奔走を始める。
マットを守るマクレーンの身元を調べ上げたガブリエルは、彼の娘ルーシーの存在に目をつけるのだった・・・。
寸評
久し振りの「ダイ・ハード」で今回のマクレーンはサイバー・テロと戦う。
そのためか、タイトルも「ダイ・ハード4」ではなく「ダイ・ハード4.0」とそれらしくなっている。
中身は何もなくて、とにかくドンパチとアクションの連続だ。
それはそれで、ここまでやられると納得してしまう所がある。
車でヘリコプターを撃墜するなど、ヘリコプターをやっつけるシーンはマクレーンを超人化していて、
彼の超人化はシリーズの回を重ねるごとに人間離れが加速している。
シリーズの中ではガラスの破片の中を転げまわる弱さを見せた一作目がボクは好きだ。
こちら側にも権威を傘に着ているだけの無能力者や、一生懸命頑張る下っ端などが居れば良かったかも知れない。
ボウマンの役どころはその意味で少し中途半端だった。
マクレーンは「昔はこれぐらいへっちゃらだった」と泣きの一つも言うかと思ったら、どうしてどうして今もってタイトル通りのタフネス振りを見せ付けていた。
マット役のジャスティン・ロングは良かったが、もう少しマクレーンの足手まといになってもよかったかも。
娘のルーシーとのやり取りは当然の結末として、ガブリエルとの最後の対決の決着のつけ方も「ダイ・ハード」らしくて良かったのではないか。
どだいこの映画は斜めに構えて見る映画ではないのだから、正面切ってスクリーンと対峙する事が出来れば充分だと思うので、その満足感だけは与えてくれた。
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