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最終日の丹沢

2017年10月16日 | 渓流・本流2017
14日最終日をもって神奈川の渓も禁漁に入った。

最終日ももちろん丹沢へと。小雨の中、この日はこのあたりの山は初めてという笛木さんを案内して歩いた。



通して先行してもらった。聞くと時おりヤマメが目視できるそうで、ペアリングといえるかどうかは微妙でもこういうヤマメにはミノーを投げずに観察して通り過ぎているとのこと。

後続の私はついぞペアリングを見かけることはなかった、観察したかったので少し残念。



50ストレートにヒットした沢ヤマメ、まだまだ夏っぽさが残る個体だった。というより秋っぽいヤマメは皆無で、顔を見せてくれたのはすべてこういうヤマメばかりだった。



尾根近く、谷も狭まり源頭部ももうすぐそこ、というところまできた。実はこの少し前に笛木さんが足を痛めてしまった。片足が思うように上がらないようなので、ここで引き返すこととした。



タイムアップ寸前。すでに薄暗い谷で、今年最後のヤマメが挨拶に来てくれた。ソリスト50MD2に流れの中からバシッと出てきてくれて、この時期は総じてミノーを追わないだけにこの出方は締めくくりとして嬉しかった。

昨年の禁漁間際のような鼻曲がりの再現はならなかったけれど、それはまあ運が良ければのご褒美だと思っている。



林道を歩いていたらクガビルがミミズを捕食している場面に出くわした。50㎝ぐらいの大型も稀にだけれど見かけるが、人間に取りつくことはないのでご安心あれ。ミミズを捕食するのは知っていたけれど、場面を思い出せないので実際の捕食シーンは初めて見たと思う。気色悪いんだけれど、しばし見入ってしまった。


林道だけで片道二時間は歩くのだけれど、このように何度来てもなかなか飽きさせない。

釣果だけを見たら苦労のわりに実入りが多いとは言えないのかもしれないけれど、跨げるような小渓は水の多い流れとはまた違う楽しさがある。小渓には小渓の、源流には源流の浪漫があるからね。

山を歩くこと。森を見ること。魚だけでなく様々な生き物と出会うこと。振り返ると今年も楽しい時間ばかりだった。

釣行記を書くゆとりがなかなか持てなくて、自分の釣りをあまり紹介できなかったのは来年の課題として、今年お世話になった皆さん有難う。禁漁は寂しいけれど、渓魚にとっては世代を継ぐ大切な時間。どうか大きな台風が来ませんように。

また来年、どこかの流れで。

ロッド:レヴェルトラウト5.0MT 2000番にナイロン4lb
ミノー:50ストレート、ソリスト40DD、ソリスト50MD2ほか

Photo&Report by 小平


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