横浜は降ったりやんだりです。
例えば、なぜ小平さんはOO川や△△川にあまり釣行しないの?という質問を時折りもらう。
OO川を仮に大ヤマメで有名な河川としておきます。OO川は私の自宅からさほど遠距離ではないし、通い込む価値のある川。
私も釣行しない訳ではないんだけれど、無理にでも絞り出してお答えするなら、それはそこが私のフィールドではないと感じるから。たぶん、いまだ深い縁で結ばれてはいないから。
その川を長きに渡り愛し、様々を積み重ねてきた人たちが私の周りにもたくさんいる。ひとりのアングラーとして通うひと、仕事上欠かせないフィールドとして通うひと。
そういう積み重ねには敬意が必要でしょう。尊重しなくてはいけないものがきっとたくさんある。
何回となく自身で足を運び、積み重ねてきた経験は何物にも代えられない重みを持つ。たくさんの愛情と、汗と歓喜、時には悔し涙だって流したかもわからないよ。
そこに横からスッと手をだしたらどう感じるだろう。
フィールドとの縁とは、いくらか煩わしいけれど人との縁であり、人の気持ちを無視して成り立つものじゃないからね。
とあるフィールドで少し嫌な思いをした。
私たちはまったく身に覚えが無かったので困惑し、気持ちの切り替えにいくらか苦心した。なぜこんな思いをしなくちゃいけないんだろう。
これからもきっと素晴らしいフィールドと出会う。今度はあの人も一緒に、そんな顔がたくさん思い浮かぶ釣り人生でありたい。
誰の手垢も付いていない、まっさらなフィールドを自由気ままに歩いてみたい欲求は自身の深いところに留めておいて、これからも人が作り育てたフィールドを愛しもう。人との縁を大切にしよう。
釣りぐらいは楽しまなくちゃ、釣りの神様に怒られる。