映画 「ホビット ~ 思いがけない冒険」 は、先週末にジャパンプレミアも終了し 、
いよいよ来週、14日(金)の公開を待つばかりとなりましたが、
今作の一番の課題と言えば、ずばり、"13人のドワーフたちの顔と名前が一致するか" でしょう。
私は『指輪物語』とあわせて、『ホビットの冒険』も原作既読なのですが、
正直、『ホビット』に登場するドワーフたちの半分は、名前すらうろ覚え状態でした。
邦訳版のカタカナ表記で読むと、やたらに長音だらけだな ・・ という印象ばかりで、混乱してしまって。
ところが、今回の映画化情報を通して、ドワーフ13人衆の名前を英語表記で見てみたところ、
兄弟などの血縁関係を踏まえたスペリングになっていることに気づき、
さすが、トールキン教授のこだわりは違う! と、あらためて感心した次第です。
おかげで、"13人きっちりと、名前と顔を一致させてみせましょう" との決意が、新たに湧いてきました(笑)
ということで、"ドワーフ予習画像" シリーズと称し、
13人のドワーフたちを兄弟ごとなど、6回にわけて、画像とともに記しておこうと思います。
原作の細部を読み返すのは、映画を見た後までおあずけがマイルールなので、
覚書きは、原則として以下の2点を参照し、他は、私自身の記憶頼りで書いていくことになります。
◆ 『ホビットの冒険』 ~ 第一章:思いがけないお客たち (岩波少年文庫版)
◆ 『指輪物語』 ~ 追補編:A-III ドゥリンの一族 (評論社/新版)
記事への掲載は、原作でドワーフたちが袋小路屋敷に現れた順番でいきます。
これは、映画での登場順序が違った場合に、混乱要因ともなってしまうのですが、
その時は、まぁ、仕方がないということで。。
それでは、以下、画像&原作のネタバレ要素を含みますので、
一切のネタバレを回避されている方は、ご注意ください。
*~*~*~*~*~*~*~*~*
"予習画像" の第1回は、バーリン(左) と ドワーリン(右) です。
原作で一番はじめに、袋小路屋敷にやって来たのが、
「あかるい目をした見知らぬドワーフ小人」の ドワーリン です。
そして、ビルボが、このドワーリンとお茶のテーブルにつき、
「三つめのお菓子をとろうとして、手をのばしたとたんに」やってきたのが、
「ずいぶん年よりのドワーフ小人」の バーリン です。
原作だと、ハンカチも持たずに家を飛び出したビルボに対し、
ドワーリン は、自分の予備のマントと頭巾を貸してくれました。
このマントと頭巾は、後々までずっと大事にされていて、
『指輪物語』の第一章でもふたたび登場します。
( 映画は予告編を見る限り、マントと頭巾は着用していないので、
このエピソードはカットでしょうか? )
バーリン は『ホビットの冒険』最終章での再会がすごく嬉しくて、
だからこそ、『指輪物語』で語られた、
モリアでの彼の最期はとてもショックで、非常に悲しいものでした。
さて、バーリンとドワーリンの二人ですが、
英語表記で名前を見ると、どちらも "-alin" で名前が終わっていて、
すぐに、何らかの関係があることがわかります。
追補編によれば、二人は兄弟で、バーリンのほうが9歳年上のお兄さん。
また、系図を4代前にさかのぼれば、カザド=ドゥム(モリア)に王国を築いた、
ドゥリンの一族の直系に連なる家系の出身です。
( 『ホビット』の第一章でも、「このふたりはきょうだい」との説明書きが
実はあるのですが、今回読み返すまで、すっかり記憶から抜け落ちていました。。)
ドワーフ13人衆の中で一番印象に残っているのが、バーリンなので、
映画でどんなふうに演じてくれるのか、個人的には、すごく楽しみです。
いよいよ来週、14日(金)の公開を待つばかりとなりましたが、
今作の一番の課題と言えば、ずばり、"13人のドワーフたちの顔と名前が一致するか" でしょう。
私は『指輪物語』とあわせて、『ホビットの冒険』も原作既読なのですが、
正直、『ホビット』に登場するドワーフたちの半分は、名前すらうろ覚え状態でした。
邦訳版のカタカナ表記で読むと、やたらに長音だらけだな ・・ という印象ばかりで、混乱してしまって。
ところが、今回の映画化情報を通して、ドワーフ13人衆の名前を英語表記で見てみたところ、
兄弟などの血縁関係を踏まえたスペリングになっていることに気づき、
さすが、トールキン教授のこだわりは違う! と、あらためて感心した次第です。
おかげで、"13人きっちりと、名前と顔を一致させてみせましょう" との決意が、新たに湧いてきました(笑)
ということで、"ドワーフ予習画像" シリーズと称し、
13人のドワーフたちを兄弟ごとなど、6回にわけて、画像とともに記しておこうと思います。
原作の細部を読み返すのは、映画を見た後までおあずけがマイルールなので、
覚書きは、原則として以下の2点を参照し、他は、私自身の記憶頼りで書いていくことになります。
◆ 『ホビットの冒険』 ~ 第一章:思いがけないお客たち (岩波少年文庫版)
◆ 『指輪物語』 ~ 追補編:A-III ドゥリンの一族 (評論社/新版)
記事への掲載は、原作でドワーフたちが袋小路屋敷に現れた順番でいきます。
これは、映画での登場順序が違った場合に、混乱要因ともなってしまうのですが、
その時は、まぁ、仕方がないということで。。
それでは、以下、画像&原作のネタバレ要素を含みますので、
一切のネタバレを回避されている方は、ご注意ください。
*~*~*~*~*~*~*~*~*
![]() |
■Balin ( cast:Ken Stott ) ■Dwalin ( cast:Graham McTavish ) |
"予習画像" の第1回は、バーリン(左) と ドワーリン(右) です。
原作で一番はじめに、袋小路屋敷にやって来たのが、
「あかるい目をした見知らぬドワーフ小人」の ドワーリン です。
そして、ビルボが、このドワーリンとお茶のテーブルにつき、
「三つめのお菓子をとろうとして、手をのばしたとたんに」やってきたのが、
「ずいぶん年よりのドワーフ小人」の バーリン です。
原作だと、ハンカチも持たずに家を飛び出したビルボに対し、
ドワーリン は、自分の予備のマントと頭巾を貸してくれました。
このマントと頭巾は、後々までずっと大事にされていて、
『指輪物語』の第一章でもふたたび登場します。
( 映画は予告編を見る限り、マントと頭巾は着用していないので、
このエピソードはカットでしょうか? )
バーリン は『ホビットの冒険』最終章での再会がすごく嬉しくて、
だからこそ、『指輪物語』で語られた、
モリアでの彼の最期はとてもショックで、非常に悲しいものでした。
さて、バーリンとドワーリンの二人ですが、
英語表記で名前を見ると、どちらも "-alin" で名前が終わっていて、
すぐに、何らかの関係があることがわかります。
追補編によれば、二人は兄弟で、バーリンのほうが9歳年上のお兄さん。
また、系図を4代前にさかのぼれば、カザド=ドゥム(モリア)に王国を築いた、
ドゥリンの一族の直系に連なる家系の出身です。
( 『ホビット』の第一章でも、「このふたりはきょうだい」との説明書きが
実はあるのですが、今回読み返すまで、すっかり記憶から抜け落ちていました。。)
ドワーフ13人衆の中で一番印象に残っているのが、バーリンなので、
映画でどんなふうに演じてくれるのか、個人的には、すごく楽しみです。