気づけば、すでに2月も月半ば。
1月~2月にかけては、年間で仕事が一番忙しい時期なのですが、
今年は例年になく、あっという間に日々が過ぎていきました。
・・ という訳で、
先月鑑賞していながら、そのままになっていた、
「アイ・イン・ザ・スカイ」の覚書きです。
現代の対テロ戦争の実態が描かれている作品で、
驚愕の超小型ドローンの登場など、時代と共に変遷する戦争のスタイルと、
その変化のスピードには、目を見張らせられるものがありました。
一方で、戦争遂行を命じる権限を持つ人間は安全圏から物を言い、
現場で心身を犠牲にするのは、実際に手を下す一介の兵士や現地工作員、
また、否応なしに巻き込まれる民間人であるという理不尽さは、
今も昔も、残念ながら変わらないということも痛感させられます。
今作で犠牲になった少女の父親は、
原理主義者を嫌い、娘のために密かに教育を施すような人でしたが、
娘を失ったことで、彼がこの後、復讐の念に囚われてしまわないかも気がかりです。
憎しみの連鎖が続く限り、酷たらしい戦いは終わらない。
事の大小に関わらず、
世の中、単純に "白" "黒" 決着をつけられない場合の方が多いものですが、
"最悪の中の善" を選択せざるを得ない時、どれだけ "負" の部分を背負う覚悟があるか、
それを、我々観客に突き付けてくる作品でした。
映画「アイ・イン・ザ・スカイ」は、
故アラン・リックマンが最後に出演した、実写作品でもありました。
彼の演じるベンソン中将が終盤、政務次官に向かって口にする台詞は非常に重く、
アラン・リックマン氏の演技とともに、強く印象に残ります。
*~*~*~*~*~*~*~*~*
映画 『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』
◇原題:Eye in the Sky
◇関連サイト:公式サイト ( 日本版 )、IMDb ( 関連ページ )
◇鑑賞日:2017.1.11. 映画館にて
1月~2月にかけては、年間で仕事が一番忙しい時期なのですが、
今年は例年になく、あっという間に日々が過ぎていきました。
・・ という訳で、
先月鑑賞していながら、そのままになっていた、
「アイ・イン・ザ・スカイ」の覚書きです。
現代の対テロ戦争の実態が描かれている作品で、
驚愕の超小型ドローンの登場など、時代と共に変遷する戦争のスタイルと、
その変化のスピードには、目を見張らせられるものがありました。
一方で、戦争遂行を命じる権限を持つ人間は安全圏から物を言い、
現場で心身を犠牲にするのは、実際に手を下す一介の兵士や現地工作員、
また、否応なしに巻き込まれる民間人であるという理不尽さは、
今も昔も、残念ながら変わらないということも痛感させられます。
今作で犠牲になった少女の父親は、
原理主義者を嫌い、娘のために密かに教育を施すような人でしたが、
娘を失ったことで、彼がこの後、復讐の念に囚われてしまわないかも気がかりです。
憎しみの連鎖が続く限り、酷たらしい戦いは終わらない。
事の大小に関わらず、
世の中、単純に "白" "黒" 決着をつけられない場合の方が多いものですが、
"最悪の中の善" を選択せざるを得ない時、どれだけ "負" の部分を背負う覚悟があるか、
それを、我々観客に突き付けてくる作品でした。
映画「アイ・イン・ザ・スカイ」は、
故アラン・リックマンが最後に出演した、実写作品でもありました。
彼の演じるベンソン中将が終盤、政務次官に向かって口にする台詞は非常に重く、
アラン・リックマン氏の演技とともに、強く印象に残ります。
*~*~*~*~*~*~*~*~*
映画 『アイ・イン・ザ・スカイ 世界一安全な戦場』
◇原題:Eye in the Sky
◇関連サイト:公式サイト ( 日本版 )、IMDb ( 関連ページ )
◇鑑賞日:2017.1.11. 映画館にて