末つ森でひとやすみ

映画や音楽、読書メモを中心とした備忘録です。のんびり、マイペースに書いていこうと思います。

Pavane pour une infante defunte

2007-01-25 23:28:15 | 音のはなし
年間で最も仕事が忙しくなる、1月~2月。
今年は、振休の振休までを返上するオプション付きで、
残業時間の記録を、日々、更新しております。

もともと、クラシック音楽に対して、
“ 癒し ” の要素を、それほど求めていない私ですが、
さすがに、この時期だけは別。。
手に取るCDも、普段、好んで聴くことの多い、
重厚なサウンドでたっぷりと響き渡らせるようなタイプから、
軽やかな美しさを味わえる曲へと、シフトチェンジします。

中でも、お気に入りなのは、
ラヴェル作曲 『 亡き王女のためのパヴァーヌ 』 。


EMI ( 国内盤 TOCE-59038 ) ※ラヴェル管弦楽曲集 / 第4集◇ ラヴェル : 亡き王女のためのパヴァーヌ

   ♪ 演奏 / パリ音楽院管弦楽団
     指揮 / A・クリュイタンス
     録音 / 1962. 9. 26‐27, 10. 2‐3


音色的に大好きな、ホルンによって奏でられる
繊細なメロディが印象的なこの曲は、
澄ました風情ながらとても甘く、軽やかだけれど艶があって、
演奏時間は6~7分程度の短かさながら、
たっぷりと、その雰囲気に浸ることができます。
さーっと風が舞い下りたかのような響きを持った、
クリュイタンス指揮による、パリ音楽院管弦楽団の演奏は、
ラヴェル作品の定番としても知られている、名演です。