最近、何気に慌ただしい日々が続いておりますが、
どうにか時間を確保して、クラシックのコンサートへ行ってきました。
*~*~*~*~*~*~*~*~*
世界史は、あまり得意ではないのですが、
今年は、プロイセン国王フリードリヒ2世 の生誕300年にあたるのだそうです。
啓蒙専制君主の典型と言われるフリードリヒ2世は、
当時、プロイセンをヨーロッパ有数の大国に押し上げ、
その功績により、「フリードリヒ大王」とも呼ばれるのですが、
一方では、芸術的才能にも恵まれ、フルートを愛好し作曲も手掛けました。
今回のコンサートでは、
フリードリヒ2世のフルートの師であるクヴァンツの協奏曲、
王より宮廷楽団に招かれた、C.P.E.バッハ(大バッハの息子)による協奏曲、
そして、大王自らの手による協奏曲、の
3つのフルート協奏曲を、現代最高のフルート奏者であるE・パユが演奏します。
こういったプログラム編成を見ると、
好きなものだけをピンポイントに、つまみ食い状態で聴いているばかりでなく、
歴史的な流れ、同時代的な横のつながりなどをちゃんと把握した方が、
面白みが味わえて良いのだな~と、つくづく思います。
(それができない性格なので、世界史も、嫌いではないのに苦手なままなのです・・)
さて、肝心のフリードリヒ2世によるフルート協奏曲ですが、
すごく、イメージのハッキリした曲でした。
ロココ調と言えば良いのでしょうか? 華があって、美しい。
あわせて、堂々とした力強さみたいなものも随所に感じられ、王様らしさ満点でした。
このコンサートに足を運ぼうと思ったのは、
4月に、レ・ヴァン・フランセを聴きに行った際 に、会場で配られたチラシに案内があって、
"年内にもう一度、パユ氏のフルートが聴ける" という理由からでした。
そのため、ポーランド放送室内合奏団のことは、まったくチェックしていなかったのですが、
とても素晴しい演奏を披露してくれました。非常にフットワークの良いアンサンブル、といった印象で、
軽やかなのに、熱い音が奏でられ、ステージ上の彼らにグッと惹きつけられる瞬間が、何度もありました。
特に、アンコールは曲の効果とあいまって、非常に強いインパクトでした。
機会があれば、是非また、生で演奏を聴きたいです。
そういえば、この日のコンサートには、美智子皇后もお見えになっていました。
私は1階席の中ほどだったのですが、休憩中、周りの人たちがやたらとバルコニー席を振り返るので、
「いったい何ごとか?」と思い、一緒になって後方を眺めてみれば、
2階正面のバルコニー席に、美智子様がお掛けになっていらっしゃいました。
どうにか時間を確保して、クラシックのコンサートへ行ってきました。
■ ポーランド放送室内合奏団 with エマニュエル・パユ 【日時】 11月28日(水) 19:00開演 【会場】 東京オペラシティ コンサートホール 【曲目】 モーツァルト : ディヴェルティメント ヘ長調 K.138 クヴァンツ : フルート協奏曲 ト長調 C.P.E.バッハ : フルート協奏曲 イ長調 《 休憩 》 パッヘルベル : カノン ニ長調 プロイセン王フリードリヒ2世 : フルート協奏曲 第3番 ハ長調 グリーグ : 組曲「ホルベアの時代から」 作品40 ++ アンコール( E・パユ ) ++ ♪ 武満徹 : 声(ヴォイス) ~ 独奏フルート奏者のための ~ ++ アンコール( ポーランド放送室内合奏団 ) ++ ♪ W.キラル : オラヴァ | |
【演奏】 ポーランド放送室内合奏団 指揮 / アグニエシュカ・ドゥチマル フルート / エマニュエル・パユ |
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世界史は、あまり得意ではないのですが、
今年は、プロイセン国王フリードリヒ2世 の生誕300年にあたるのだそうです。
啓蒙専制君主の典型と言われるフリードリヒ2世は、
当時、プロイセンをヨーロッパ有数の大国に押し上げ、
その功績により、「フリードリヒ大王」とも呼ばれるのですが、
一方では、芸術的才能にも恵まれ、フルートを愛好し作曲も手掛けました。
今回のコンサートでは、
フリードリヒ2世のフルートの師であるクヴァンツの協奏曲、
王より宮廷楽団に招かれた、C.P.E.バッハ(大バッハの息子)による協奏曲、
そして、大王自らの手による協奏曲、の
3つのフルート協奏曲を、現代最高のフルート奏者であるE・パユが演奏します。
こういったプログラム編成を見ると、
好きなものだけをピンポイントに、つまみ食い状態で聴いているばかりでなく、
歴史的な流れ、同時代的な横のつながりなどをちゃんと把握した方が、
面白みが味わえて良いのだな~と、つくづく思います。
(それができない性格なので、世界史も、嫌いではないのに苦手なままなのです・・)
さて、肝心のフリードリヒ2世によるフルート協奏曲ですが、
すごく、イメージのハッキリした曲でした。
ロココ調と言えば良いのでしょうか? 華があって、美しい。
あわせて、堂々とした力強さみたいなものも随所に感じられ、王様らしさ満点でした。
このコンサートに足を運ぼうと思ったのは、
4月に、レ・ヴァン・フランセを聴きに行った際 に、会場で配られたチラシに案内があって、
"年内にもう一度、パユ氏のフルートが聴ける" という理由からでした。
そのため、ポーランド放送室内合奏団のことは、まったくチェックしていなかったのですが、
とても素晴しい演奏を披露してくれました。非常にフットワークの良いアンサンブル、といった印象で、
軽やかなのに、熱い音が奏でられ、ステージ上の彼らにグッと惹きつけられる瞬間が、何度もありました。
特に、アンコールは曲の効果とあいまって、非常に強いインパクトでした。
機会があれば、是非また、生で演奏を聴きたいです。
そういえば、この日のコンサートには、美智子皇后もお見えになっていました。
私は1階席の中ほどだったのですが、休憩中、周りの人たちがやたらとバルコニー席を振り返るので、
「いったい何ごとか?」と思い、一緒になって後方を眺めてみれば、
2階正面のバルコニー席に、美智子様がお掛けになっていらっしゃいました。