末つ森でひとやすみ

映画や音楽、読書メモを中心とした備忘録です。のんびり、マイペースに書いていこうと思います。

Middle-earth in 幕張

2005-03-31 12:22:45 | PJ版:指輪物語
PJ版LOTRのSEE三部作が、 シネプレックス幕張 で上映決定♪

  ◆FotR 5月28日(土)~6月3日(金)
  ◆TTT  6月4日(土)~6月10日(金)
  ◆RotK 6月11日(土)~6月17日(金)

以前、幕張の音響バランスとスクリーンの良さについて、
いつもお世話になっているサイト様の掲示板で教えていただいてから、
「中つ国体験 in 幕張」 を一度は味わってみたいと思っていました。

嬉し~い! これは何としてでも、絶対に観に行かねば (^^)

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それにしても、2002年に第一部 「旅の仲間」 が公開されて以降、
いったい何度、このシリーズのためだけに映画館へ足を運んだことでしょう。

一言でいうと、PJのLOTRは 「油断ならない」 のです。

原作既読者で、当然、物語の展開や結末も知っているのに
ボヤ~ッと見ていると、ハッキリ言って映画のストーリーから
置いて行かれます(爆)

あれだけ長大な原作を映画化するには、
物語の省略・改変は避けられないことで、
PJは、頑張ってよくまとめたなぁと思います。
脚本の関係でカットせざるをえなかった原作の台詞や詩を
音楽にアレンジしてサントラで使ってみたり、
美術や衣装に見られるこだわりと素晴らしさは、まさに感動モノ!
映画館で視界いっぱいに広がる大画面と、
場内にあふれる音響のなかで鑑賞していると、
本当に中つ国に入り込んだかのような錯覚におちいるほど、
映像との一体感を感じることができる質の高さがあると思います。

だからこそ、時折目につく
「え~ぇっ!!」 と叫びたくなるような強引な改変部分や、
呆然と脱力してしまうような演出がなされているシーンがあると、
現実へと引き戻される、その揺り戻しの振り幅が大きすぎて、
<どうしてこのようなことに・・>とファンとしては苦悩してしまう訳です。

その衝撃に打ち勝つため(笑)、脳内補完という荒業を駆使しては
原作と映画、そして自分自身の解釈との歩み寄りを求めて、
何度も映画館に通ってしまったんですよねぇ。
<わらわは今日も試練に耐えた>という具合に(爆)

おまけに、このシリーズは通常の劇場公開版 (CE) のほかに、
SEEという特別版 (CEに新たなシーンが追加されたバージョン) があって、
それを見るまでは、シリーズ全貌を把握することができないという困りモノ。
この春、ようやく最後のSEE版DVDが発売されて、
無事にその完結を見届けることができたのでした。

そのうち、PJ版のLOTR三部作に感じていたことを、
登場人物別に、原作とも比較しながら書いてみようと思っていますv