末つ森でひとやすみ

映画や音楽、読書メモを中心とした備忘録です。のんびり、マイペースに書いていこうと思います。

グレース・ケリー展

2017-05-20 08:18:54 | 映画のはなし

  日本・モナコ友好10周年記念 
    グレース・ケリー展
    ~ モナコ公妃が魅せる永遠のエレガンス ~

  ◇於:iTSCOM STUDIO & HALL 二子玉川ライズ

  ◇会期:2017.5.10.(水)~5.21.(日)

  ◇鑑賞日:2017.5.16.

Grace Kelly Exhibition 2017

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昨年9月より、松屋銀座での開催を皮切りとして、
横浜、大阪、岡山、名古屋と、全国を巡回した「グレース・ケリー展」。

銀座も横浜も見逃してしまったため、当初は名古屋遠征を計画したのですが、
最後に再び、東京での凱旋展示が行われると知って、予定を変更。
二子玉川会場まで、足を運んで来ました~。

グレース・ケリーは、とても大好きな女優さん。

偶々ですが、今年のGW中に、
「ダイヤルMを廻せ!」( "魅惑のシネマクラシックス Vol.23" @新文芸坐 )と、
「裏窓」( "午前十時の映画祭" @GROUP B )とを、映画館で見る機会があり、
前者は、私がはじめて見たグレース・ケリー出演作品で、
後者はグレース・ケリー出演作の中でも、いちばん好きな作品のため、
私自身のテンションも結構アップしており、なかなか良いタイミングです。

さて、「グレース・ケリー展」の会場に入ると、
まずは「ご挨拶」関係と、グレース・ケリーの年譜が、パネル展示されています。
「ご挨拶」系には、アルベール2世のメッセージもありました。

そして、本編の序章は、
ハリウッドで女優として活躍していた時期のコーナーとなります。
いきなり、「裏窓」で着用した最も華やかな衣装でポーズをとった写真パネル が登場♪
「裏窓」や「上流社会」の場面映像が流れるなか、
「喝采」でアカデミー賞主演女優賞を獲得した際のオスカー像やら、
写真家ハウエル・コナン氏が撮影した、ジャマイカのビーチでくつろぐショット等、
まさに、女優のキャリアと美の絶頂にあった頃の、グレース・ケリーのパネルが並びます。

続いては、レニエ3世との出会いから結婚まで。
このコーナーこそ、本展の目玉ともいえる、一般には既に入手不可なアンティークレースを使い、
モナコ公室公認のもと精巧に再現された、あの ウェディングドレス が展示されています!
結婚式の動画も含め、ここでしばらく足をとめ、じっくりと見入ってしまいました。
前、横、後ろ ―― 見ることが可能なすべての角度から、たっぷり鑑賞しました。

ハリウッドのトップ女優から、モナコ公国のプリンセスへ。
まるで、おとぎ話のようですが、これは現実に生きたひとりの女性のストーリーです。

これより先、本展では、グレース公妃が公務等で実際に着用した衣装や服飾品が展示され、
彼女が、大公の妻として、子どもたちの母として、そして、モナコ公国の公妃として、
どのような生き方をしたのかを、象徴するような内容となっています。
衣装も、小物類も、非常に丁寧に使われていたようです。
また、衣装などはトルソーに着せて飾られているだけではなく、
公妃が着ていた時の動画や写真なども、あわせて見ることができるようになっていました。

本展の締めくくりは、
グレースが自ら手がけた "押し花" 作品の展示でした。作品へのサインは "GPK" 。
公妃ではなく、グレース・ケリー "個人" として制作に向き合った、ということですね。

鑑賞にかけた所要時間は、約2時間。
東京での凱旋展示を最後に開催していただいたお蔭で、
無事、本展を堪能することができましたv