末つ森でひとやすみ

映画や音楽、読書メモを中心とした備忘録です。のんびり、マイペースに書いていこうと思います。

旧作覚書き:「遠い夜明け」ほか2作品

2021-02-26 08:20:08 | 映画のはなし
今月の旧作覚書きです。
1月に見に行った「 松竹ブロードウェイシネマ/シラノ・ド・ベルジュラック 」で、
主役のシラノが素晴らしかった ケヴィン・クライン の、過去の映画出演作品から未見の3本を選びました。
すべて自宅鑑賞で、見た順番に記載しています。いずれも有名な作品ばかりとなりました。

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ソフィーの選択( 原題 : Sophie's Choice
  仕事上の知り合いで映画好きな方からも、強くお薦めされていた作品であり、今回ようやく鑑賞。
  舞台役者としてキャリアをスタートさせたケヴィン・クラインが、映画界へ進出しはじめた時期の出演作だそうですが、
  ネイサンというキャラクターを、あれほど強烈に印象づけるに相応しい、凄まじい演技でした。

美女と野獣( 原題 : Beauty and the Beast
  エマ・ワトソン主演で大ヒットした、ディズニーの同名アニメ映画の実写化作品。
  ケヴィン・クラインは主人公ベルの父親モーリス役ですが、脇を固める他のベテラン勢も大変豪華な顔ぶれであり、
  この贅沢なキャスティングも功を奏して、最後まで安心しながら、とても楽しく見ることができました。

遠い夜明け( 原題 : Cry Freedom
  今回鑑賞した中で、最も見応えがありました。
  リチャード・アッテンボロー監督が、1987年に手掛けた大作です。
  1977年9月に逮捕後の拷問による脳損傷で死亡した、南アフリカの黒人解放運動活動家スティーヴ・ビコと、
  アパルトヘイト政策下にあった当時の南アフリカ共和国の実態とを、生前のビコと親しく交流を持っていた
  現地有力紙の編集長で白人のジャーナリスト、ドナルド・ウッズの視点から描いた作品です。
  映画はウッズの2点の著作「 Biko 」と「 Asking for Trouble 」に基づいており、ウッズ夫妻は製作顧問も務めています。

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