きみの声を聞かせて

今夜は中秋の名月。
朝方の雨は上がりましたが、雲が多いのが気がかりです。
なんとか無事、お月見ができると良いのですが。。

秋分の日も過ぎ、これからは、夜の方が時間が長くなります。
温かな飲み物を用意して、静かに本でも読みながら過ごすのが、理想かな。

　　きみの声を聞かせて （ 小学館 ）

「まぐ」「ミクロ」「まる」、3匹の猫の身に起きた、実話集です。

　■本当の家族　―まぐのこと―
　■切れた首輪と、つながった糸　―ミクロのこと―
　■雪間に咲いた小さな花　―まるのこと―

それぞれ、「ペットショップで買われ、飽きられた猫」、
「年老いた飼い主が亡くなり、取り残された猫」、
「野良という苛酷な生き方の中で、命を繋いでいく猫」
の辿った日々が語られていますが、"動物と暮らす" 時に起こりうる問題点に
触れられていて、読みながら、いろいろと考えさせられます。

「小学館ジュニア文庫」のラインナップに入っていますが、
大人であっても、読むことに非常に意味がある作品でした。

まずは、知ること。そして、自分にできることを考え、行動すること。
それが、現状を変えていくためにも、何より大事なことだと思います。

読んで良かった、1冊です。