末つ森でひとやすみ

映画や音楽、読書メモを中心とした備忘録です。のんびり、マイペースに書いていこうと思います。

ゼロ・グラビティ

2013-12-28 23:51:13 | 映画のはなし
映画館で、宇宙空間を体験してきました。

映像の凄さはもちろん、
90分というコンパクトな尺の中に、
ストーリーをまとめた事にも感心しました。

ライアン達を襲う、スペースデブリの周期が90分。
本編中、デブリの襲来が2回あるので、
作中時間の「90分+前後のエピソード分」に近い時間経過で、
我々観客も、映画を見ることができた訳です。

とてつもない事態が起こっていて、
実際に見ていても、気づくと、肩に力が入っていたりもしましたが、
一方で、意外と淡々と進んでいったような印象もありました。
余計な無駄を削ぎ落とした展開となっているからですね。

シンプルさの中に、"生きる" という普遍のテーマが描かれています。

日頃、それほど「生」に対する強い執着を、
自分が持っているようには感じていないのですが、
本編を見ながら涙が止まらなかったのは、
本能的に、それを求めているからなのかなぁ。。

製作中に、二転三転したキャスティングは、
公開されてみれば、実に、この2人がぴたりと嵌まっていました。
G・クルーニーは、最後まで存在感を感じさせたし、
S・ブロックは一人芝居状態で、良く緊張感を持たせたと思います。

特に、無事、地球へと生還して、
大地を踏みしめるラストシーンが、素晴らしい。
この場面を見ると、"ゼロ" がついた邦題よりも、
"Gravity" という原題に軍配が上がります。


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  映画 『ゼロ・グラビティ』

  ◇原題:Gravity
  
  ◇関連サイト:公式サイト ( 日本版
           スピンオフ短編 「 Aningaaq
           IMDb ( 関連ページ

  ◇鑑賞日:2013.12.20. 映画館にて
Gravity
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