末つ森でひとやすみ

映画や音楽、読書メモを中心とした備忘録です。のんびり、マイペースに書いていこうと思います。

The Planets

2006-08-28 21:26:18 | 音のはなし
週末にサイト巡りをしていたところ、あちこちで話題になっていたのが、
< 冥王星が太陽系の惑星から外された > というニュース。

専門的な見地とはまた別に、
「 すい、きん、ち、か、もく ・・ 」 や、
冥王星ネタでの懐かしいアニメ話など、
皆さん、思うところは一緒だなぁ~という感じでした (^^)

これからは 「 ・・ ど、てん、かい ( 終了!) 」 なんですね。。
何かこう、リズム的には今一つですよねぇ?

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しばらく前に、平原綾香 「 Jupiter 」 のヒットでも話題になりましたが、
太陽系の惑星の名前を各楽章につけた壮大な管弦楽組曲、
ホルストが作曲した、『 惑星 』 という超有名曲があります。


PHILIPS ( 国内盤 UCCP-9534 )◇ ホルスト : 組曲 『 惑星 』 作品32
   ♪ 演奏 / コンセルトヘボウ管弦楽団
          アンブロジアン・シンガーズ(女声合唱 )
     指揮 / N・マリナー  ※1977. 6. 録音

「木星」 中間部の音色の美しさは、まさに一聴の価値あり
 「水星」「土星」「天王星」の演奏も個人的には結構好き


組曲 『 惑星 』 は、冥王星発見前の1914~16年に作られたものなので、

    第1曲 火星 ― 戦争をもたらすもの
    第2曲 金星 ― 平和をもたらすもの
    第3曲 水星 ― 翼のある使者
    第4曲 木星 ― 快楽をもたらすもの
    第5曲 土星 ― 老年をもたらすもの
    第6曲 天王星 ― 魔術師
    第7曲 海王星 ― 神秘なるもの

という7つの楽章からなっており、基本的に、
今回のニュースがこの曲の構成に影響を及ぼすことはありません ( ) 。
ただし、現在リリースされているCDでは、最終楽章の 「 海王星 」 の曲解説を
“ 冥王星が無い理由 ” と絡めて書いているものも割りとあるようなので、
今後の発売分については、やはり、刷り直したりするのかなぁ ・・ と、
妙なところが気になりました (^^ゞ

   ホルストの死後、50年以上も経った2000年に入ってから、
    ホルスト研究の専門家でもあったC・マシューズが 「 冥王星 」 を作曲、
    組曲 『 惑星 』 とともに併録したCDなども、実はいくつかあります。
    こちらのバージョンは、今後どうなるんでしょう。。
    とか思っていたら、 ラトル指揮&ベルリン・フィル盤 の売上が好調!
    という ニュース が上がっていました。 ふーむ、そうきましたか。

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そう言えば、ホルストの 『 惑星 』 は、
中学生の時に、はじめて自分のお小遣いで
買った、クラシック曲でした。
カラヤン&ウィーンフィルによる
1961年9月録音のもので、右はその写真ですが、
CDでもLPでもなく、なんと、 カセット (笑)

当時はCDが出始めたばかりの頃で、自宅にプレーヤーがなかったし、
LPだと親の部屋じゃなきゃ聴けなくて、
せっかく、お小遣いで買うのに意味ないよ! とか思って、
こんな選択になったのでした、確か (^^ゞ

でも、その割りには 『 惑星 』 ってあまり聴いていないかも。
今回ブログ用に書いていて、曲の並びが 「 すい、きん ・・ 」 じゃないことに
改めて気づいたのですが、その理由も全然知らないんですよねぇ。
この曲は、天文学的でも神話学的でもなく、< 占星学的な意義 > に負っている
ホルスト自身が述べているため、そちら方面に由来していることなのか、
単に、音楽的な構成から 「 火星 」 を最初に持ってきただけなのか。。
果たして、真相はどうなんでしょう?


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