瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその～。
ゆうやは耳の痛みを訴えて、金曜日に病院へ行きました。
いつも混雑しているその病院は、たいてい５０人待ちです。
連休前などは１００人近くが待っていることもあります。
夕方受付をすると、夜９時ごろの診察となります。
その日も初診の患者さんが夕方来られて、受付さんに「夜９時ごろにまた来てください。」と言われてビックリしていました。
再診の患者さんはネットで予約をし、状況をネットで確認してから病院に行くことになっています。
とにかく人気の病院なので、どれだけ混雑しようが患者さんが集まります。
さて、ゆうやも順番が来てドクターに診て頂きました。
「先生、耳が痛いんです。」
ドクターはライトを照らして念入りに耳を診てくださいました。
「あ～、これは感染症ではないですね。」
私は、ゆうやが耳を爪で引っ掻く癖があることをドクターに話しました。
「多分、それが原因ですね。」と、ドクターはおっしゃいました。
そしてゆうやに向かって「ゆうやくん、あまり耳を触ると痛くなるからね。耳を触っちゃダメだよ。」と言ってくださいました。
ゆうやは、お医者さんに言って頂いたことを重く受けとめた様子でした。
「先生が耳を触っちゃダメっておっしゃっていたね。」
その夜、ゆうやは耳を触りませんでした。
すると、次の日の夜には痛みがかなり引いたようでした。
今回は、痛みの原因がはっきりして良かったです。
これからも耳を触らないようにしないといけませんね。
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ゆうやは、春ごろから耳が痛いと言っています。
「お母さん、耳が痛いよ。どうしてこんなに耳が痛いの？」
一度ドクターに耳を見て頂いたのですが、特に問題がなさそうでした。
とりあえず塗り薬を頂きました。
その後、痛みがおさまったと思ったら、また痛くなったりと、繰り返しています。
今週もかなり耳が痛くなっているようです。
そんなわけで、イヤーマフは使用するのを止めています。
聴覚過敏のゆうやには少々辛いですが、イヤーマフなしの生活を頑張っています。
どうしてそんなに耳が痛いのか、不思議でなりません。
毎晩、綿棒で塗り薬を塗っているのですが、あんなに飛び上がって「痛い、痛い！」と言うなんてよっぽどです。
ゆうやが爪で耳を引っ掻いているのではないでしょうか。
ゆうやに「耳を触らないように。」と話しているのですが、ゆうやは「耳を触っていない。」と言います。
昨夜、夕食後にふと見ると、ゆうやが自分の親指の爪で耳を掻いていました。
「ゆうや！見たよ！爪で耳を掻いたら痛くなるよ！」
ゆうやはとっさに手を下ろして「掻いていないよ。」な～んて言っていました。
「そんなことを言っても無駄です。お母さんは見ましたよ。」
耳が痛い原因は、ゆうやが自分で作っているのかもしれません。
今日はもう一度、病院に行くことにしています。
さて、ドクターはなんとおっしゃるでしょうか～。
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先日、私はぎっくり腰になりました。
腰を痛めた当日とその翌日は、体を「く」の字に折れ曲げて移動していました。
どうしてもまっすぐに立つことができませんでした。
あまりの痛さに、数分間立っては座り、立ち上がっては座り～を繰り返していました。
台所作業がとても辛かったです。
日頃、何気なく家の中を動き回っていましたが、家事でもけっこう動いているんだなあと実感しました。
その週は、ゆうやのCT検査やリハビリ診察などが続いていましたので、どうしても外出しなければなりませんでした。
なんとか歩けるようにしなければと、焦っていました。
まず、横になれる時間があれば、できる限り横になって体を休めました。
横になると腰がとても楽でした。
また、ビタミンCをいつもよりかなり沢山摂取するようにしました。
ビタミンCは筋肉の修復を助け、疲労回復に有効と言われています。
そして最も効いたと思われるのが「ナパゲルンクリーム」です。
臭いもなく、べとつきも少ない鎮痛消炎剤です。
以前、整形外科のドクターに処方して頂いた塗り薬なのですが、ドクターも一押しの薬でした。
本当は湿布を処方してくださるとのことでしたが、私がかぶれやすいので塗り薬を処方してくださいました。
「この塗り薬は、そんじょそこらの薬とは違ってよく効きますよ。」
はい、先生、とても効きました！
御蔭様で今は体を「く」の字に折れ曲げることなく、歩くことができるようになりました。
ゆうやも「お母さん、腰治ってきたね♪」と喜んでいます。
ただ、外出時にはまだキャリーバッグを支えにしながら歩いています。
そろそろキャリーバッグなしで歩く練習をしていこうと思います。
介護には腰痛はつきものですが、できる限り腰を守っていきたいと思います。
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先週、ゆうやはショートステイを利用しました。
カラオケをしながら、工作もさせて頂きました。
カエルさんは、看護師さんが描いてくださったそうです。
ゆうやは、もっぱらアジサイの花を貼る作業をしました。
出来上がった作品は、ショートステイ利用した病室に飾られていました。
「ゆうや、アジサイの花、きれいね。」
ゆうやに声をかけると、ゆうやは嬉しそうに言いました。
「ああ、JRの青い電車のこと？」
ゆうやは、なんでも電車に結びつけて考えているのですね。
今回のショートステイでは、主任看護師さんにお願いをしていました。
「ゆうやがお母さんのいうことを聞きませんので、よく叱ってください。」
ゆうやは、叱ってもらうのをワクワクして待っていました。
主任看護師さんは、病室まで来てくださり、ゆうやを優しく叱ってくださったそうです。
「ゆうやくん、お母さんのいうことを聞かないとダメよ。」
「うふふ。は～い♪」
ゆうやは、叱ってもらって反省どころか、大喜びしていました。
「また今度、叱ってもらおうっと♪」
と、まあこんな具合にゆうやはショートステイをとても楽しみにしています。
「ショートステイはまだかな、まだかな～。」と励みにしながら、毎日頑張っているゆうやです。
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ゆうやは、先週、前歯に痛みを訴えていました。
スプーンを強く噛んだ時があり、それが原因で前歯が痛くなってしまいました。
少しでも当たると「痛い！」と飛び上がっていました。
いつものようにヘルパーさんが入浴介助に来てくださったときのことです。
ゆうやは入浴前にトイレに連れて行って頂きました。
しばらくすると、ゆうやが私を呼びます。
「お母さん、お母さん。」
トイレに行くと、ゆうやは泣きそうな顔をしていました。
「どうしたの？」
「お母さん、ヘルパーさんのメガネに前歯が当たって痛いよ～。」
私はヘルパーさんにその時の様子を尋ねました。
ヘルパーさんは「いいえ、メガネには当たっていませんよ。」と笑っておっしゃいました。
ゆうやの話をよく聞くと、座り直しをさせてくださったときに、前歯が痛かったと言います。
その姿勢なら、ゆうやの前歯はヘルパーさんのお腹あたりに位置しますから、どう考えても前歯がメガネに当たるはずがありません。
ふとヘルパーさんを見ると、その日、ヘルパーさんはお腹にネコのイラストが描かれたTシャツを着ていました。
ああ、分かりました！
ゆうやの前歯は、ちょうどネコさんの目に当たったのですね。
あまりの痛みに、ネコさんの目をヘルパーさんのメガネだと思ってしまったようです。
またまたゆうやの天然ぶりに笑ってしまいました。
「あれ？ネコさんの目だったの？」
ゆうやも自分の勘違いに笑っていたのでした～。
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