ゆうやプロジェクト

瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。

スーパーヘルパー

2011-01-16 02:27:45 | 日記
ゆうやは、毎晩ヘルパーさんにお風呂に入れて頂いています。
ヘルパーさんは、入浴サービスに入られる時は、皆、水着を着ておられます。

ある晩、いつものようにヘルパーさんが来てくださいました。
「さあ、ゆうや君、お風呂に入ろう~。」

ふとヘルパーさんの脇腹を見ると途切れた丸型がついていました。
前回、来て頂いた時にはそんな丸型はありませんでした。
その丸型は痛々しい紫色でした。

よく見ると、それはこどもの歯型ではありませんか!

そのヘルパーさんは、その2~3日前に時々パニック障害を起こすお子さんのケアに行かれたそうです。
そのお子さんは、パニックを起こすと自分で自分の腕を強く噛んでしまうそうなのです。
ケアの最中にパニックを起こして、また、自分の腕を噛もうとした時、そのヘルパーさんはヘルパーさんの脇腹を噛んでもらうことにしたとおっしゃいました。

その子が自分の腕を噛んでケガをするよりも、自分が痛いのを我慢する方がいいと考えられての行動でした。
納得するまで噛むと、パニックがおさまるとのことでした。

その子の歯型がくっきり、細かいところまでよく分かるほどついていました。
よほど強く噛まれたのだと思います。

私は、ヘルパーさんのその行動に胸を打たれました。

ゆうやは、そのヘルパーさんと一緒にお風呂で話をすることをとても楽しみにしています。
決して上からの目線ではなく、ゆうやの目線で楽しんで話をしてくださいます。
いつもお風呂場からは、大きな話し声と笑い声が聞こえてきます。

私は、母親としてそのヘルパーさんと同じようなことができるでしょうか。
そこまで、相手に思いやりの行動がとれるでしょうか。
私も自分の心を見直す機会を与えて頂きました。

最近では、そのヘルパーさんは、スーパーヘルパーと呼ばれるようになりました。



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