お母さんの寝顔を見たいよ

先日、ゆうやと一緒に電車に乗りました。

ゆうやはじっと私の顔を見ています。
「お母さん、寝ないの？」

その日の夜、ゆうやはなかなか寝ませんでした。
「早く寝ないと、明日眠くなるよ。」
「うん、でもお母さんの寝ているところを見たいんだ。」
「じゃあ今度、電車に乗った時に寝るから、その時に見てね。」

夜中にゆうやの方を見ると、じっとこっちを見ていてなかなか眠ろうとしませんでした。
ずっと起きているものですから、寝返りやトイレで私も忙しくなりました。

「ゆうや、早く寝ましょう。」
「お母さんの目を閉じているところが見たい。」
「今は暗いから見えないでしょう？」
「うん。」
「今度電車でね。」

翌日も、ゆうやはなかなか眠りにつきませんでした。
「早く寝ましょう。」
「お母さんが寝るまでボク、待っているよ。」

結局、昨夜もゆうやは２時半まで起きていました。

私の寝ているところを見るのが面白いのだそうです。
何が面白いのでしょうか？？？

明日、ゆうやと一緒に電車に乗る約束をしています。
「お母さん、起きないでね。」
「はいはい、起きませんよ。」
「駅に着いたらボクが起こすからね。」

今朝は、ゆうやは嬉しそうに作業所へ行きました。
う〜ん、私の寝顔ってそんなに面白いのかしら？

ちょっと複雑なゆうやのママでした〜。


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