ゆうやプロジェクト

瞳をキラキラさせながら、ゆうやは今日も足こぎ車椅子COGYに乗って頑張っています。体が不自由だけれど、なんのその~。

第一回目アップル訪問

2010-11-10 09:00:45 | コンピューター関連

昨日、ケアステーションのメンバーと一緒に、アップルストアを訪問しました。
重度心身障害者がアップルコンピューターを利用するにあたり、障がいがあっても利用しやすい形態を提示して頂くようお願いしていました。

案内して頂いたテーブルには、パソコン数台とiPadが並んでいました。
技術担当の方が実際に操作をしながら、ハード面から説明してくださいました。
障がいの程度にもよりますが、パソコン操作の手段としてマウスとキーボードを使用、もしくはマジックトラックパッドと呼ばれるノート型のトラックパッドが独立したものを使用、iPadならば指や特定のペンを使用する方法を提示して頂きました。

今春、ゆうやの指が動かなくなって来たとき、大型電気店に並ぶノートパソコンをゆうやが操作できるか順番に試しました。
力が入らなくなった指でトラックパッドをなぞっても、ずらりと並ぶノートパソコンは無情にも無反応でしたー。
最後にアップルコーナーへ行き、半ば諦めかけながら、でも祈るような気持ちでノートパソコンにトライすると、、、。
わずかな爪先の力に反応して、カーソルが動くではありませんか!
その時のゆうやの嬉しそうな顔を忘れることはないでしょう。
私達は即決購入し、学校に筆記用具代わりに持参しました。

首から下に麻痺がある人が顎で操作できないか、ペンを口でくわえての操作はどのくらい快適かなど、これから実際に試していく必要がありますが、アップル社のトラックパッドが最も敏感に反応することがゆうやにより実証できました。
iPadは触れるだけで反応しますが、あまりにも敏感な為、目的のポイントに触れる前に肘や袖口などにより反応してしまうことも考えられます。
iPadを快適に使用するには少し工夫が必要になると思われますが、次の訪問で実際に試させて頂くことになりました。

ソフト面では一度に書ききれない程の内容を準備してくださっていました。
iPadでいうと指で触れるだけで絵を描いたり字を書いたりでき、あるいは鍵盤を画面に出せば、音が出ます。
これならば重度心身障害者も多いに楽しむことができると思われます。

また、管理者の視点からも色々な機能を説明して下さいました。
アップルの殆どの製品にカメラとマイクが装備されているそうで、どこからでも、誰とでも、テキストやビデオチャットが簡単に楽しめるiChatの説明を受けました。
iChatを利用すると管理者は他のパソコンの遠隔操作ができるので、利用者が困っているとき、さっと手助けができるそうです。

弱視の人が利用する際は操作を読み上げる機能があったり、聴覚障害がある人が利用する際は警告音の変わりに画面をチカチカ光らせる機能があったりとアップルは障がい者が利用しやすいように作られていることを実感しました。

次回はゆうやと一緒に訪問し、具体的に検証していきたいと思います。次の訪問がとても楽しみです。

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