ささやんの天邪鬼 座右の迷言

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

日々の傘としての車椅子における運用上の諸問題

2020-08-15 10:57:09 | 日記
きょうは終戦記念日、もとい敗戦記念日。日本全国のあちこちにある戦没者の慰霊碑や、戦争の悲惨さを伝える歴史資料館が、次々と閉鎖に追い込まれているとか。各県で行われる戦没者追悼式も、コロナ禍の影響で、中止や縮小を余儀なくされているという。

♫だけども 問題は きょうの雨 傘がない♫

私の場合、問題は、ーー頭痛の種は、日々の生活に欠かせない車椅子のことである。車椅子のタイヤが片側だけ、すぐに空気が抜けてしまうのである。調子が良いときは4〜5日持つが、ひどいときには1日たたずにぺちゃんこになる。そうなると、車椅子の動きがぎくしゃくするし、サイドブレーキの効きが悪くなるので、乗り降りの際に危なくて仕方がない。

タイヤの不調の原因は、バルブにあると私はにらんだ。バルブを取り外してみると、なるほど見たこともないおかしな形状である。虫ゴムを取り付けようとすると、バルブがリム側の付け根に根本まできっちり嵌らない。きっちり嵌めるためには、虫ゴムを取り外さなければならないのだ。虫ゴム不要の「スーパーバルブ」なるものをアマゾンで購入し、これに付け替えてみたが、結果は同じ。どうにも埒が明かず、完全にお手上げである。

「パンクしたんじゃないの」と妻が言う。何を馬鹿なことを・・・。車椅子で移動するのは、屋内の平坦なフローリングに限られている。所々段差はあるものの、釘や画鋲や礫の類を踏んづけたりする機会はまったくない。
「パンクなんて、そんなこと、あるわけないさ」私が言うと、
「とにかく一度、自転車屋さんに持っていってみるわ」と妻。

自転車屋から戻ってきた妻に「どうだった?」と訊くと、「やっぱり、パンクだったわ」。
「ええっ!どうして・・・」
半信半疑で車椅子のタイヤを触ってみたが、空気はぱんぱん。2日たった今でも、空気漏れの気配はなく、快調そのものである。

パンクの原因はいまだに不明だが、とにもかくにもこれで無事、一件落着。問題が解決すると、出なかったものがやっと出たときのような快感がある。

社会問題の場合は、こうはいかない。問題がスッキリ解決することはまれで、後味の悪さだけが残る。なんだかなあ・・・。
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