ささやんの週刊X曜日

世にはばかる名言をまな板にのせて、迷言を吐くエッセイ風のブログです。

入力道具の探求

2019-06-12 15:20:08 | 日記
私は今、あるアポリア(難問)に直面している。これまでに何度となく私の前に立ちはだかった、あのお馴染みの難問である。ブログ記事を書く場合、タブレットに給電をしながら、USB接続の無線キーボードを使えるようにするには、どうすればいいかという、例の問題である。

問題の震源は、私が最近購入したタブレットにある。このタブレットはディスプレイが7.9インチでアスペクト比が4:3。ブログ書きの道具としては理想に近い画面サイズである。

初めは良かった。すべてが思った通りで、私はキーボードをたたきながら、「ああ、やっと理想の道具に出会えたのだなぁ!」と感激したほどだった。ーーだが、そのうちに起こり始めたのである。ブルートゥースに特有の、あの症状が・・・。いわゆる「チャタリング」なる現象である。たとえば「これはだめだ」と打ち込もうとすると、「これえええええええええええええええ」とか、「これはあああああああああああ」などと入力されてしまう。この忌まわしい現象が頻発するようになったのである。ブルートゥース接続にはタブレットとの相性の問題があり、相性が良くないと、これは比較的頻繁に起こる現象である。

この問題を回避するには、キーボードをUSB接続のものに替えるしかない。これまで何度か同じ問題に悩まされた私は、USBドングル接続の無線キーボードをいくつか持っている。今回も、キーボードをUSB接続のものに切り替えることを考えたが、しかし、これで一件落着とならないところが、この問題の悩ましいところである。USB接続のキーボードを使うと、今度は(一つしかない)給電用の端子がこれに占拠され、タブレットに給電ができなくなるという、もう一つの問題が生じることになる。

給電をしながら、なおかつチャタリングの恐れがないキーボードを使う。そのためにはどうすれば良いかを、私は知らないわけではない。実に簡単なことで、パソコンを使えば良いのである。実際、私は11.6インチのと、13.3インチのと、2種類のノートパソコンを持っている。

問題は、私がブログ書きの道具として、それらのノートパソコンを使う気になれないことである。一体なぜなのか。たとえばあなたは、カジュアルな服装で野山をぶらぶら散策したいと思うことがないだろうか。そんなとき、あなたは、畏(かしこ)まったスーツやネクタイを着用する気にはなれないに違いない。ーーこう言ったら、解っていただけるだろう。

私がCHUWIの" Minibook" なるUMPC(ウルトラ・モバイルPC:超小型ノートパソコン)の発売を知ったのは、ちょうどそんなときだった。ガジェット・オタクの私がこの小さな珍種に惹かれたのは言うまでもない。しかし、こういう珍種はなぜか値が張ると相場が決まっている。欲しいけれど、残念ながら私にはそれだけのカネがない。そこで、私は考えた。考えるのが大好きな私は、考えた。(続く)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「不都合な真実」に向き合う | トップ | アソー大臣の失言は »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

日記」カテゴリの最新記事