「ゆるちょ・インサウスティ!」の「海の上の入道雲」

楽しいおしゃべりと、真実の追求をテーマに、楽しく歩いていきます。

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僕がサイクリストになった、いくつかの理由(27)

2012年09月12日 | アホな自分
「あれ、ガオ帰ってたの」

と、僕は華厳寮203号室に入るなり、ガオにそう言った。

今日は8月初旬の水曜日。普段なら、誰もまだ、帰ってきていない時間だ。

「パパも、6時にこの部屋に戻るなんて、どうしたんだ?」

と、ガオは本を読みながら、涼しい顔をしている。

「いやあ、出張が直行直帰でいいことになってね・・・それでたまには、部屋でのんびりしようかと思ってさ」

と、僕は言う。

「俺も、直行直帰だったんだ。最近、出張が続いていたから、上司が気を利かせてくれてね」

と、ガオは笑う。

「どうだ、久しぶりに、行くか!」

と、ガオは指でおちょこを飲む仕草・・・。

「そうだね。飲もうか!」

ということで、僕らは二人して近所のコンビニに出かけ・・・早速、お酒と酒の肴を調達する。

「乾杯」「乾杯」

僕らは缶ビールで乾杯する。ガオと飲むのも、久しぶりだ。

「しかし、ガオ、最近、ほんとに出張が多いな」

と、僕がイカのくんせいを食べながら言うと、

「ああ。まあ、今はもちろん、仕事を覚えなきゃいけない時期なんだが・・・上司が俺を連れて歩きたがってなー・・・。ま、こっちは勉強になるから、好都合だがね」

と、ガオはコンビーフをかじりながら、ビールを飲んでいる。

「そういうパパは、仕事の方は、どう?関空の仕事、そろそろ盛り上がってきてんじゃないの?」

と、ガオは僕の仕事を知っている。

「ああ。開港まで、3年を切ったからね。システム開発側としては、忙しい時期さ」

と、僕もこのところ、忙しくしている。

「今、島を造成しているところだから・・・島に上陸出来るようになって、空港施設が出来始めたら、僕らも現地入りってことになりそうだ」

と、僕も現状を説明する。

「パパは基本的には、どんな部署を担当しているの?」

と、ガオは興味深そうに聞く。

「システムのメインコンピューターの技術サポート部隊のメンバーだよ。システム開発者向けに環境を整えたり、通信プロトコルの試験をやったり・・・まあ、全般だね」

と、僕は話す。

「具体的に言うと・・・プログラマー達の為に、いろいろな技術を教えたり、仕組みを考えたりとか、そういう感じか?」

と、ガオは言う。

「そう・・・だから、知らないことがあっちゃまずいし・・・日々勉強だよ」

と、僕も真面目に話す。

「そこは、大変な部署だな・・・まあ、空港システムが実際に稼働したら、そのシステムのおもりもするんだろ?俺は、そういう部署はちょっとな・・・」

と、ガオは話している。

「まあ、ガオは研究所の人間なんだから、新しい特許をガンガン考える部署だろ?そっちの方が大変そうだけどね」

と、僕が言うと、

「あれは、ひとつ知恵があれば・・・そこから派生して作れるからね。実際やってみると、それほど大変でもないよ・・・現地部隊程は、ね」

と、ガオは言う。

「それより・・・お互い、忙しくなったな・・・週末も会社なんてことは、ざらになったし・・・イズミと3人で金曜日、よく飲んでたもんだけど・・・」

と、ガオは言う。

「そうだな・・・最近、3人飲みはやっていないな・・・そういえば、イズミ・・・母親が中学一年のイズミを捨てたおかげで・・・女性を未だに恨んでいるんだと・・・」

と、僕は言う。

「へー、それは初耳だな・・・どんな話?」

と、ガオが言うので、僕はイズミの過去の話をかいつまんで話した。

「なるほど・・・だから、イズミは、女性を取っ替え引っ替え・・・女性を恨んでいるなら、わかる話だなあ」

と、ガオも納得する。

「ガオはさ、今の自分につながる、そういう過去話って、ある?」

と、僕が質問すると、

「俺の話ねえ・・・そうだなあ・・・俺、小学生の低学年の頃、いじめられた経験があるんだよ・・・確か2年生の頃だったと思うけど・・・」

と、ガオは話す。

「俺、小さい頃から、納得がいかないと、納得が行くまで、徹底的に繰り返すタイプだったんだよ。だから、例えば小さなことでも、納得がいかなかったら、次に進まなかったんだ」

と、ガオは話す。

「普通の子は、そんなことしない。適当に流すだろ?それが俺は出来ない人間だったから、周りからいじめられた・・・まあ、俺はいじめられても、てこでも動じないタイプだった」

と、ガオは話す。

「そのうち、俺は思ったんだ・・・「人に合わせる必要などない。自分で納得するまで、絶対にやるんだ」ってね・・・だから、今みたいな性格になっちゃったんだろうな」

と、ガオは話す。

「大学は絶対に東大じゃないと行かない・・・自分はひとに奉仕するタイプの人間じゃないから、医学部でなく、工学部に行き、知恵を作り上げる仕事につこう」

と、ガオは話す。

「そして、体育会系でない、潤いのある人間関係を持てる企業に行こう・・・そう考えていたら、八津菱電機に入っていた・・・そういうことだな」

と、ガオは話す。

「人間大事なのは、流されてはいけない、ということだ。自分で自分のことは全部決める・・・そして、自分で流れを作っていく・・・究極的にはこれだな」

と、ガオは言う。

「だから、俺はここにいる。全部、自分で流れを作ってきた・・・これからも作っていく・・・自分の人生の流れを・・・」

と、ガオは言う。

「なるほど・・・イズミがさ、「ガオは何でも自分でやるタイプだ。女性を愛する側の人間だ」と言ってたけど・・・その通りだな」

と、僕が言うと、

「ああ。その通りさ。あいつも、しっかりひとを見抜くな・・・で、パパはどう言われたんだい?」

と、ガオが振る。

「僕は、女性に愛される側の人間だそうだ。ま、エイコの話や、アイリさんの話から、そうなるんだろうな」

と、僕が言うと、

「俺もそう思うぜ・・・パパは人に愛される人間だよ。なにより素直だし正直だ。思ったことが顔に出ちまうし・・・まだ、少年のようなところがあるよ、パパは」

と、ガオは笑う。

「ガオに比べれば、僕なんか、まだまだ、子供だよ・・・アイリにも、子供扱いされてるし・・・早く大人にならなきゃって、実際、思うぜ」

と、僕が言うと、

「いや、パパは焦る必要ないよ。周りの人間が、パパを鍛えてくれるさ・・・その波に乗ればいいんじゃないか、パパは」

と、ガオは言う。

「さすが、サーファーらしい、物言いだな。ガオ」

と、僕が言うと、

「ははははは。そういうところ、敏感に察してくれるから、パパはいいんだよなあ」

と、ガオは笑う。

「さ、白ワインでも、開けるか」

と、ガオはドイツワインのハイゼンシュタイナーを開けて、二人のマグカップに注いでくれる。

「おりょ」「ども」

と、二人はマグカップで乾杯して、ワインを飲む。

というところにイズミが帰ってくる。

「お、飲んでるのか・・・俺ももらっていい?」

と、イズミはスーツ姿から部屋着に着替えるとマグカップを出してくる。

「ほい」

と、ガオがワインを注ぐと、

「うぃー・・・やっぱり、仕事終りは酒だなあ」

と、イズミは喜ぶ。

「パパにいろいろ聞いたよ。イズミ、女を恨んでるんだってなー」

と、ガオはうれしそうに話す。

「ああ・・・まあ、そういうことだから、今のおんなともうまくいってないってわけよ」

と、イズミは気にするそぶりもなく、しれっと話す。

「愛ちゃんと、どんな感じ?」

と、僕が聞くと、

「まあ、たまに電話するくらいで・・・あんまり会いたがらないなー」

と、イズミは、しれっと言う。

「ふーん、かなり、危ない感じだな」

と、ガオは言う。

「まーね、末期もいいところ・・・また、新しいおんな探そうかな」

と、イズミはワインをたてつづけに飲んでいる。


「で、かあさん探す話はどうなったんだよ」

と、ガオ。直接攻撃が身上だ。

「ああ、それね・・・親父にいろいろ聞いてさ・・・情報探っているところ・・・熱海あたりにいるんじゃないかって・・・昨日電話したら、そんな話だったなあ」

と、イズミは真面目に話を進めているようだ。

「そのあと、どうすんの?興信所使うとか?」

と、僕が聞くと、

「ああ・・・知り合いのおじさんにそういうの詳しいひとがいてね・・・そのひととも相談してる・・・熱海の興信所の電話番号を教えてもらったところ」

と、イズミは言う。

「ほう。さすがに手が早い・・・イズミはそういう仕事はプロだからな」

と、ガオは言う。

「ま、システムエンジニアですから、処理は早いよ」

と、イズミは笑う。

「それより、かあさん見つけたら・・・どうする、イズミ・・・」

と、僕が言う。

「そうなんだよね・・・そこが問題なんだ」

と、イズミは言う。

「どうするか、決めてないってことか?」

と、ガオが聞くと、

「そ。見つけ出して、会いに行って、直接「なんであの時、俺を捨てた!大変だったんだぞ!」と言っても・・・あっちだって「今更言われても」・・・ってことになるだろ?」

と、イズミは言う。

「まあ、そうだろうな」

と、ガオ。

「でも、それを言うのが大切なんじゃない?相手の気持ちより、自分の気持ちの方が大事なんじゃない?」

と、僕が言うと、

「うーん、それもそうだな」

と、ガオ。

「そうだな・・・母親の気持ちより、俺の気持ちか・・・確かにそうだ・・・俺はどうも母親に対して遠慮があるのかもしれない・・・」

と、イズミは言う。

「そりゃあ、当たり前だ・・・男子は、母親にどうしても遠慮する生き物だよ。そりゃあ、産んでもらったんだし・・・それを感じて当然なんじゃないの?」

と、ガオ。

「そうか・・・当然の感情か・・・だったら、それを気にせず、やるべきことをやれ・・・そういうことかな、パパ」

と、イズミは僕に聞く。

「うん・・・だって、圧倒的にあっちの方が大人なんだし・・・子供として、普通にぶつかっていけばいいじゃん・・・その後のことなんて、なるようになれ、じゃない?」

と、僕が言うと、

「そうだな・・・あっちは親だし、子供がわざわざ、探しだして、ぶつかってくるんだったら、逆にありがたいはずだもんな。母親としては・・・」

と、イズミは言う。

「うん。俺もそう思うな・・・ぶつかって行けよ・・・そして、自分の中にある、モロモロをぶつけてこい・・・そしたら、おんなへの恨みつらみも消えるかもしれん」

と、ガオは言う。

「ああ、わかったよ、ガオ、パパ・・・俺はぶつかってくる・・・そして、新しい自分になるんだ・・・女を愛おしく愛せる・・・おまえたち、みたいにな」

と、イズミは感激したように、言う。

「よし」「そうだ」

ガオと僕は顔を見合わせると、思わず声を出すのだった。


鎌倉の夜は、熱く更けていくのだった。

つづく

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9月12日 大人の男にとって、秋は楽しい季節です!(むいてくれた、なし、美味しかった!(笑))

2012年09月12日 | 毎日のしあわせの為の知恵
おはようございます。

いやあ、朝は気持ちがいいです。

まあ、60分ウォーキングトレ、30分ラントレをこなしまして、冷たい水が美味しいですね。

ズバリ身体が求めているって感じで、朝はゆるやかな気持ちになりますねー。

超朝的にも、すっかり秋めいてきて・・・涼しくなりましたー。


まあ、僕は毎朝、90分、外気温に身体を慣らしている、ということになるんですけど、

これ、非常に身体にいいこと!なんじゃないかなーと思っているんですねー。


なんだろ。季節に身体が慣れているので、まあ、夏バテもなかったし、風邪もここんとこ引いてません。

まあ、季節の先取りをして、身体がそれに慣れているから、丈夫なんだろうと思いますねー。


まあ、僕自身、サラリーマン時代、特に20代の頃は、日々を送るのに精一杯で、

朝、寮から歩いて20秒くらいの駐車場で自分の車に乗って会社に行ってましたから、

まあ、外気温に身体をさらすのなんて、数十秒単位でしたから、季節感なんて感じる暇さえ、皆無でした。


まあ、それだけ、余裕がなかったんですねー、毎日。


まあ、これが、僕が30代になって、サイクリストになった頃から、

「自然は偉大だ。やはり、自分も季節感を愛でる人間になりたい」

ということで、会社には、徒歩で通うようになっていったんですねー。


というか、自転車の朝トレの楽しさに気づいたのは、26歳の頃、当時つきあっていた年上の恋人が、僕の為に朝トレを始めたから、

そのお返しに僕も朝トレを始めたのが、最初ですからねー。

「ゆるちょくんと同じくらい生きる為に、わたし、健康になる。だから、朝トレやるわ」

ということで、彼女がウォーキングを始めたのを知った僕は、鎌倉で朝トレを始めたと・・・それが最初ですからねー。


で、毎朝、季節感を感じるようになり、それが、やがて、季節を愛でる・・・そういう自分に成長していったんですから、

まあ、いろいろなことが今につながっているわけですねー。


まあ、そのあたりは、「僕がサイクリストになった、いくつかの理由」に細かく書いているわけですけど、

まあ、過去を、いろいろ思い出して、楽しかったりしますねー。このあたりは(笑)。


ま、それはいいとして、もう、秋だなあと実感します。

もう、朝はセミ鳴いてないし・・・涼しいし、空は高いし・・・もう、すっかり、秋です。


まあ、昨日、仕事先で、

「あ、ゆるちょさん、なし、ありますけど、食べます?わたし、むいてきます」

なーんつって、そそくさと、なしをむいてくれて、出してくれる女性・・・って、いいですねー。


そういう心遣いが、うれしいもんです。この季節。

まあ、くりとか、なしとか、かぼちゃとか・・・秋は美味しい季節ですねー。


まあ、昨日、自宅で晩酌したんですが、近所のスーパーで、さんまを調達しまして、

下処理して、飾り包丁いれて、塩して、グリルで焼きましたけど、さんまの塩焼き、美味しいですねー。


もう、飾り包丁のところに脂が浮いてきて、これが美味しいんだー(笑)。


もう、こうなると、日本酒ですよねー。まあ、僕は昨日は冷でいきましたけど、

「くーーーーーっつ」

って、なりますよね、これは。


まあ、やはり、季節のモノを食べるのが、至福ですよ、やっぱり。


こう、戻り鰹なんかも、旬になってきますから、初夏の頃とは、違い、脂がのってますからねー。

これも、美味しいんだなー。


まあ、居酒屋なんかで、女の子に、お酌してもらいながら、いきたいですね。こういうのは。


まあ、僕はだいたい、仕事仲間の男子女子で飲みに行っちゃいますからね。

まあ、男同士で行くと、絶対、途中で、

「ね、ゆるちょさん、女性調達係、お願い出来ませんか?」

ってな話になるわけで・・・。

「え、しょうがねーなー」

ということで、出発・・・まあ、同じ飲み屋に、20代中盤くらいまでの性格良さそうな綺麗な女子の二人組がいれば、あとは目を見ればいいだけですから。

相手の目を見て、向こうの目が笑えば、誘ってOKのサインですから、

「じゃ、一緒に飲もうか?」

と誘えば、

「はい」

ということになるので、そこらへんは、プロトコルというか、儀式ですよねー。


まあ、このあたり、僕自身、女性心理は、バリバリよくわかってますからねー。

なにしろ、女性主人公のストーリーとか書いてますから・・・そのあたりは、女性の心情そのものになって、書いてますから、

まあ、僕の中には、女性がいる・・・そういうことになってますから、女性の気持ちで考えれば、目が笑えば、オーケーって言ってるようなもんですからね。


まあ、女性は目で主張しますから、それさえ、押さえておけば、いいということになります。


まあ、そういうのも楽しいですけど、リスクも伴いますから、だから、最初から、仕事仲間の女性も誘って、

男女で楽しく飲むようにしているんですねー。


で、僕は言葉にしますから。

「やっぱり、秋は、美味しいものを食べながら、美人な女性にお酌されると、最高なんだよねー」

なんて言いながら、笑顔で、おちょこを差し出せば、まあ、だいたい僕の横に積極的に座ってくれた女性は、笑顔でやさしくお酌してくれますからねー。


まあ、このあたりは、お約束の世界で・・・そういう僕の性格を知っていて一緒に楽しもうとしている女性しか、僕の横には、座りませんからね。


まあ、そういう女の子しか、最初から誘わないし・・・まあ、結果が欲しいから、下ごしらえもしておくと・・・ま、美味く出来た料理みたいんなもんです。そのあたりは。


まあ、だから、秋は楽しいですね。


まあ、20代後半くらいの、色白の美人におしゃくされて、美味しいモノを頂ける・・・ま、どの季節も一緒だったりするわけですが・・・このあたり(笑)。

まあ、やっぱり、男女が仲良く出来るのが、この世で一番楽しい、ですからね。


「はい。ほんと、ゆるちょさんって、いい笑顔するんですよね。お酌すると」

と、女性。

「あ、そう。まあ、美人におしゃくされて笑顔にならない人間はいないよ」

と、僕。

「もう、そうやって・・・上手いのね、ひとを気持ちよい心持ちにさせるのが」

と、女性。

「そりゃあ、お酒の場は、皆で、楽しまないといけないからね」

と、僕。

「ふ・・・そうね。楽しまないとね・・・じゃあ、わたしも、お酒、もらおうかしら・・・おしゃくしてくれる?」

と、女性。

「もちろん・・・今日も楽しく酔おう」

と、僕。

「そうね・・・今日はどれくらい酔おうかなー・・・帰れないくらい酔っちゃおうかしら・・・いい?ゆるちょさん」

と、女性。

「そうだな。今日に関しては、責任を持とうか、俺」

と、僕。

「冗談よ・・・ゆるちょさんは、すぐ乗ってくれるんだから(笑)」

と、女性。


そんな感じで、都会の夜は、更けて行きますねー。


まあ、秋を存分に楽しむとしましょうか。

美味しいモノを食べて、美味しい日本酒を楽しんで、美人におしゃくされて、楽しい時間を過ごす。

大人の男性って、楽しいですねー(笑)。


さ、朝から、そんなアホなこと言ってないで、仕事仕事(笑)。


ではでは。