すきむブログ

東北地方のとある町での暮らしをつづります。
四季折々の花や野山の風景など。
お菓子や田舎料理のレシピも紹介します。

9月の読書記録

2013-10-01 08:22:47 | 読書
先月も楽しい読書が出来ました。

イチオシは、穂高明さん著「これからの誕生日」

大好きなのは、大崎梢さん著「ふたつめの庭」

西條奈加さんの「金春屋ゴメス」「芥子の花」も!


山崎豊子先生の訃報に、絶句…
謹んでご冥福をお祈りいたします。



2013年9月の読書メーター
読んだ本の数:38冊
読んだページ数:11074ページ
ナイス数:2567ナイス
http://book.akahoshitakuya.com/u/3670/matome?invite_id=3670

■本日は、お日柄もよく
言葉の力は偉大なり。人を感動させるスピーチには、そうそう出会えるものではない。亡き今川のおじさんが、久美の両親のお葬式で語った言葉が一番印象に残った。「もうだめだと思ったとき、想像してみるといい。三時間後の君、涙がとまっている。二十四時間後の君、涙は乾いている。三日後の君、歩きだしている」これにはやられた!お話としては少し調子よく行き過ぎだけど、読み心地は良い!
読了日:9月30日 著者:原田マハ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32289757

■桜川ピクニック
保育園に通う子供を育てているパパの、育児と日常を描いた短編集。青のウルトラマンの虐待されていた子供のその後が気になるけれど、どうなった?グミマキの家族が素敵で良いなと思った。最後の書き下ろしの親水公園ピクニックが明るい終わり方で良かった。
読了日:9月29日 著者:川端裕人
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32262858

■芥子の花 (金春屋ゴメス)
あぁ、面白かった!前半、中々人のつながりやお話が頭に入って来なくて珍しく集中できない読書だったけれど、辰次郎と松吉が密命を帯びて潜入したあたりから、一気に盛り上がって楽しかった。ゴメス、その名前を聞いただけで震えあがる(笑)朱緒さん、格好良かった!続編、予定がないのかしら?あったら読みたいのに。
読了日:9月29日 著者:西條奈加
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32252956

■地球先生
派遣切りにあい、ホームレスになった主人公ケンジが、一つの出会いをきっかけに自立してゆく人生再生の物語。少し都合よく展開し過ぎとは思うが、読み心地は悪くない。ちよさんの人生が切なかったけれど、地球先生と出会えたことで幸せに暮らせたと思うと良かった。
読了日:9月27日 著者:宮下隆二
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32204849

■世界地図の下書き
「青葉おひさまの家」の5人の子どもたち。みんなのお姉さん佐緒里、気弱な兄淳也と甘えん坊でおてんばな妹麻利、おませな美保子と、主人公大輔。18歳になったら施設を出てゆく佐緒里と、彼女を強く思慕する大輔。町で一番美しい祭り「ランタン飛ばし」をどうしてもやり遂げたい4人の必死の思いが奇跡を起こす。いじめられる子供の姿は読んでいると辛くなる。5人が幸せな人生を歩めるようにと思った。
読了日:9月26日 著者:朝井リョウ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32190983

■話虫干
名作を勝手に改編してしまう話虫、不思議な図書館に勤める糸井が漱石の名作「こころ」の中に入り込み、元のストーリーに直す。それだけではなく作中の登場人物との友情もしっかりと全うし、ハッピーエンドになるという。面白くて一気に読めました。小泉八雲、エリス、はたまたシャーロック・ホームズまでが登場するなんて、話虫の脳内をのぞいてみたくもなりますね。
読了日:9月26日 著者:小路幸也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32184528

■彷徨う警官
20年以上前に、アルバイト先で拳銃に撃たれて亡くなった女子高生。犯人は逃走したまま未解決の事件となった。刑事となった主人公は、当時付き合っていた彼女を殺害した犯人を上げるため、一人で事件を追う。最後の疾走感は中々面白かったけれど、ちょっと都合よく証拠や証人が現れ過ぎかとも思ったり。この方の作品は初めてかと思うけれど、他の作品を読むかどうかは微妙。
読了日:9月25日 著者:森詠
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32162743

■ダブルトーン
パートで働きながら子育て中の田村裕美と、デザイン事務所で働くOL中野由巳。同じ「ゆみ」という名前を持つ二人の女性がそれぞれの記憶を共有する…。物語の初めから中身に引き込まれて一気読み。謎を追い、楽しい読書になりました。
読了日:9月24日 著者:梶尾真治
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32130487

■若桜鉄道うぐいす駅
歴史的建造物の駅を守るか、病院を誘致して村民の利便性を優先させるか、真っ二つに分かれた鶯村。代々村長を務める芹山家の孫息子涼太は、村長の急死を受けて鶯村長選挙に出馬することに。内容は面白いとは思ったけれど、涼太のキャラクターや私という語り口になじめなくて少し残念。
読了日:9月23日 著者:門井慶喜
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32118787

■Coffee blues
モーニング、ずいぶん前に読んだので、やや内容を忘れていて^^; 下町で喫茶店を営む主人公ダイが、思わぬトラブルに巻き込まれて。。黒幕の正体に思わず絶句。そこまでやるかって…。丹下さんの圧倒的な強さに惚れました!映像化するなら、ジャガー横田さんあたりに是非お願いしたいかも!
読了日:9月21日 著者:小路幸也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32066061

■猫楽園
表紙の白猫さん、何にじゃれていると思ったら…!台湾の人たちに愛されている猫たちの、可愛い写真に癒されます。猫夫人さん、田代島の猫の写真でも金賞を受賞された方だとか。見ていると、台湾に行きたくなります。そういえば、「猫カフェ」も台湾発でしたよね。
読了日:9月21日 著者:猫夫人
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32052831

■三つの名を持つ犬
売れないモデルの草間都は、白いミックス犬と暮らし始め、エルと名付けた犬との生活をブログに綴ることで人気を得た。エルの不幸な死で、つかみかけた大きな仕事のチャンスを逃してしまうが、よく似た犬を無理やり手に入れた時に、彼女は白い犬の形をした秘密を抱え込んでしまう。エル、ササミ、ナナ、1匹の白い犬と罪を償った二人に幸せな未来が訪れますように。犬に比べたら人間のなんと浅はかで愚かなことか…。
読了日:9月20日 著者:近藤史恵
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32043103

■恋細工
錺職人の五代目「春仙」を決めるのは、椋屋の娘お凛。三年の期限を切られ、職人たちの腕と意地の張り合いが始まる。相次ぐお上からの贅沢禁止のお触れと闘い、腕を磨き、町民の気持ちを上げるための山車を作り上げる椋屋の面々と支える生駒屋。平戸細工を極めるために夢中になった職人時蔵の最後は切なかったけれど、お凛の腕を見込んだ四代目、侮れず。親友お千賀の目利きとお凛の意匠の斬新さ、この二人が組んだら怖いものはなさそう。今の時代なら女性のデザイナーも当たり前なのに、江戸という時代は大変だっただろうと推察。面白い!
読了日:9月20日 著者:西條奈加
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32037998

■光媒の花
重く暗い話に始まり、最後は光の射す方向へ。なんともやりきれない冒頭の話から最後のシーンへのつながり、やはりストーリーの組み立ては上手いと思う。風媒花が好きだ。
読了日:9月19日 著者:道尾秀介
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32022208

■花宵道中
吉原の山田屋という遊郭を舞台にした連作集。遊女に身を窶すしかなかった女の悲しい定め、表題作の朝霧の恋が切なく哀しかった。貧しさゆえの悲劇、愛憎入り乱れる世界。これがデビュー作とは、やはり凄い才能の方だと思います。
読了日:9月19日 著者:宮木あや子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/32013082

■コンビニ・ララバイ
小さなコンビニを舞台にした、愛と再生の物語。オーナーの幹郎の心の傷と、従業員や店を訪れるお客との出来ごと。最後はファンタジーのような幕切れでしたが、ちょっとウルウルして読了。池永さんの作品ではイチオシになりそうです。
読了日:9月18日 著者:池永陽
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31990257

■みちのく忠臣蔵
南部・津軽の確執は、何となく知ってはいたものの、これは史実に基づいた小説だったとのこと。相馬大作の真っ直ぐな生き方は、江戸の庶民には受けたのだろうが、お家のために切り捨てられた感が強く気の毒なことだと思う。主人公光一郎と重吾、松平冠山など、作中の人物は中々魅力的で面白く読めた。
読了日:9月17日 著者:梶よう子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31970397

■金春屋ゴメス
なるほど~、江戸は江戸でも現代日本の中の独立国家。しかも鎖国していて入国するのは30倍の人気とは。江戸生まれの辰次郎が江戸に送りこまれた理由は、幼い日の記憶を取り戻すため。ゴメスのキャラクターも面白くて一気に読めました。
読了日:9月16日 著者:西條奈加
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31956919

■これからの誕生日
最後まで読んで、滂沱の涙。不幸な交通事故で部活の仲間と顧問を失い、ただ一人生き残った千春。世間の好奇の目や悪意に曝され、学校にも行けなくなる。千春を中心に、担任、地元ローカル紙の記者、伯母、同級生、事故で亡くなった友達の母を絡めて紡がれた物語。千春の弟拓真や久住君、ケーキ屋の主人がとても良かった。千春のこれからに光が見える終わり方が素敵。
読了日:9月16日 著者:穂高明
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31939064

■ぬけまいる
江戸の時代のお伊勢参り道中記。お以乃、お志花、お蝶、人呼んで「猪鹿蝶」のアラサー三人組が、珍道中で伊勢を目指す。若い娘っ子たちに騙されたり、人助けをしたり、念願のお伊勢参りは済ませたけれど、お江戸に戻ってからの三人がどうなるのかな?あとは読者の想像に任せるってことかしら?でも、面白かったです。
読了日:9月15日 著者:朝井まかて
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31915801

■早坂家の三姉妹 brother sun (徳間文庫)
どことなく東京バンドワゴンを彷彿とさせる、家族の物語。20年間音信不通の伯父が突然現れて、家族の中に波紋が広がる。かなりどろどろの愛憎劇なのに、重くならないのは三姉妹の性格の良さと、支える恋人たちの力かも?エピローグがとても良かった。
読了日:9月14日 著者:小路幸也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31894975

■魔女は甦る
ヒートアップを先に読んでしまってから、こちらへ。人の命を軽々しく扱う製薬会社はまさに魔女の末裔。桐生が歩んで来た人生があまりにも痛々しく、宮條の麻薬に対する憎しみには思わず絶句した。ここからヒートアップのあの物語に続くので、両方読んで完結。
読了日:9月14日 著者:中山七里
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31887478

■夏のバスプール
期末試験の朝、トマトをぶつけられた涼太。ぶつけたのは日に焼けたちょっと可愛い女の子。冒頭のつかみでしっかり本の世界へ!不登校になった友達や、大好きだった野球をあきらめた屈託、友達の恋愛。軽い文体で読みやすいけれど、いじめる側といじめられる側の意識の違いを描きだしたり内容は重いもの。涼太の気づきでこれからの高校生活が楽しくなるだろうなと思った。畑野さんの作品では、一番好きかも?
読了日:9月13日 著者:畑野智美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31857065

■水の中のふたつの月 (文春文庫)
ストーリーの中に、携帯電話が出て来ないって思ったら、初出が1992年とのことで納得。小学生の時の仲良し三人組が十数年ぶりに偶然再会した。おっとりしていた亜理子は常に忙しいことを好むOLに、優秀で恵まれた家庭の娘だった梨紗は頻繁に手を洗う神経質な女に、明るく元気だった恵美は見栄っ張りで嘘つきの女へと変貌していた。三人の遠い過去の約束と封印された出来事が甦る…。結末は何となく予想出来たが、どの女性にも共感出来なかったし、乃南さんの作品の中ではうーんといった感想でした。でも、読ませる筆力はさすがです。
読了日:9月12日 著者:乃南アサ
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31841822

■ドンナ ビアンカ
これは、警察小説というより、ラブストーリーですよね?!村瀬と瑶子の互いを思いながらもままならない、そして副島の嫌な奴ぶり。痛い思いもしたけれど、結果メデタシメデタシかな。魚住さんの活躍は、次作への楽しみとしたいと思います。
読了日:9月12日 著者:誉田哲也
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31835511

■線の波紋
長岡さん2作品目。「傍聞き」でも上手い文章を書く人と思ったけど、この作品も期待した以上に面白かった。しかし2歳児に絵をかかせたり、証言させたりは少し難しいのでは?と思ったことは事実。女性刑事にも魅力を感じないし、そんなに簡単に恋愛関係になれるのか?とも思った。この先楽しみな方だと思うので、追いかけて行きたいとは思う。カバの親子の例えは上手い。
読了日:9月9日 著者:長岡弘樹
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31768965

■市立第二中学校2年C組
2年C組の生徒たちの、とある一日を切り取って描かれている。こんな子いるいるとか、うちの子はこの子みたいなタイプだっただろうななどと思いながら読了。さらっと書かれているので、すぐに忘れてしまうかも?面白くなくはないが、やはりぶつ切りにされた読みものという感が強く印象には残りにくい。
読了日:9月8日 著者:椰月美智子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31742711

■ハチミツ
母違いの三姉妹の物語。女にだらしない父と、仕事の出来る長女、頭は良いのにどこか壊れている次女、料理上手で大人な三女。それぞれの目線で話が進むが最後のホームパーティーの幸せな情景がこの家族にいつまでも続いたら良いなと思った。ただストーリー平板なので、内容はあまり記憶に残らなそう。
読了日:9月8日 著者:橋本紡
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31730502

■緋色の空
みなしごの清吉は、幼なじみのおとしと与助の3人で暮らす家を作りたいと、大工の棟梁の家に弟子として住み込み、一軒家を任されるほどに腕を上げる。清吉が初めて手掛けた家の完成を間近にしたときに、つけ火で家は焼け清吉は左手が不自由になる。棟梁の娘むこに決まりかけていた人生の暗転、香具師の親分に救われと、大きく運命が動いて行くが。。あー、この主人公の清吉は嫌いではないけれど、出てくる女性陣、どれも共感出来ない。きっかけも結末も今一つスッキリしなかった、残念!
読了日:9月7日 著者:池永陽
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31720725

■ハブテトル ハブテトラン
小学校5年生の大輔が母方の祖父母宅で過ごす夏休みから2学期の出来ごと。いきなりのアクシデントで始まった広島の夏休み、ハセガワさんのインパクトに思わずにやりとさせられる。大輔のしまなみ街道冒険旅、素晴らしかった!タイトル、面白い。
読了日:9月6日 著者:中島京子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31695957

■ふたつめの庭
離婚して一人息子を育てる志賀隆平と、絵を描くことと絵本が大好きな保育士の美南。保育園で起こる様々なトラブルや人間模様を絡めつつ、互いの想いを深めて行く。湘南モノレールが走る光景と海の近くのロケーションが素敵で、とても印象に残る1冊に。これ、読んで良かった1冊です。「どんな絵本が好きでした?」私の思い出はどの本かなと思い返してみた。
読了日:9月6日 著者:大崎梢
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31688102

■夜の写本師
面白かった!図書館本で読了したけれど、これは文庫になったら絶対手元に置きたい。右手に月石、左手に黒曜石、口の中に真珠、三つの品を持って生まれたカリュドウが、育ての親エイリャを殺された復讐のために「夜の写本師」になり、大魔道士アンジストと闘う壮大なファンタジー。
読了日:9月5日 著者:乾石智子
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31683011

■国道沿いのファミレス
寂れた町の国道沿いのファミレスを舞台に、そこで働く正社員・バイトたちと、主人公ユキの幼なじみシンゴを交えた恋愛模様。性描写がちょっとキツくてそこは今一つ好きになれなかったけど、最後はハッピーエンドで読み心地は悪くない。シンゴの出生にまつわる話と母茜さんの愛情、ユキと吉田氏の会話で大泣きしてしまった。
読了日:9月5日 著者:畑野智美
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31662312

■ピスタチオ
今まで何冊か読んだ梨木さんの作品と違って、少し読みにくさを感じてしまった。アフリカの呪術や異常気象、愛犬の病気等々関連付けて行くには、私の中では難しくてようやく読み終えた。
読了日:9月4日 著者:梨木香歩
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31653695

■反乱のボヤージュ
首都大学弦巻寮の廃止を画策する大学当局と、そうはさせまいとする寮生たち。寮の存続と引き換えに大学が送りこんだのは、元警察官の舎監名倉。東大駒場寮がモチーフだと思うが、読み応えがあって面白かった。
読了日:9月3日 著者:野沢尚
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31629400

■東京箱庭鉄道
祖父が遺してくれた港区のアパートの大家をしている妹尾順平は、徹夜のバイト明けの吉野家で、日野宮という風変わりな老人に声をかけられる。400億円の予算で東京に鉄道を作って欲しい、しかも3年間の期限付きで。鉄路プランニングという会社を立ち上げ、5人のスタッフとともに夢の鉄道開設に向けて突っ走る。有り得ない設定だけど、本当にこの鉄路が都内を走ったら楽しいだろうなぁと思ってしまった。ラストがちょっとホロリとする。
読了日:9月3日 著者:原宏一
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31613006

■プラチナタウン
四井商事の部長職から、財政破綻した東北のある町の町長に転身した主人公が、使い道のなかった企業誘致のための3万坪の土地を、都会の少しゆとりのある老人たちの町へと作り上げるお話。物事はこんなにとんとん拍子には行かないだろうけど、地方の寂れた町の再生のアイディアとしては面白いかも?渡部さんの切れっぷりが面白くてスカッとした!敵役のカマタケの腹黒さにも笑えた。
読了日:9月2日 著者:楡周平
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31593637

■千鳥舞う
福岡藩お抱え絵師の弟子春香が、豪商の依頼で「博多八景」という屏風絵を仕上げるまでの物語。八景それぞれに悲しい恋や親子の情などが絡む。春香の想い人との幸せなラストとはならなかったけれど、不倫が根底にあるからか、スッキリと楽しめなかった。
読了日:9月1日 著者:葉室麟
http://book.akahoshitakuya.com/cmt/31558987


▼読書メーター
http://book.akahoshitakuya.com/


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (りょん)
2013-10-07 10:52:21
URLありがとうございました。
スマホでしか本を読めない状態が続いています。
でも、まだ電子書籍になっていない本が多くて、おすすめの本で、遡ってカフーを待ちわびてをダウンロードしてみました☆
返信する
りょんさんへ (スキムミルク)
2013-10-07 19:05:39
私はスマホは使ってないの。
というより、使いこなす自信がないwwww

電子書籍、旅先や出先で読むには便利そうですもんね。
私は昔の人間なので、やはり紙の書籍が好きなのよねぇ。
原田マハさん、最近お気に入りで良く読みますよ~
返信する

コメントを投稿