すきむブログ

東北地方のとある町での暮らしをつづります。
四季折々の花や野山の風景など。
お菓子や田舎料理のレシピも紹介します。

父の入院

2013-07-01 09:12:26 | 日々の出来事
私の実家には81歳の父と82歳の母が二人で暮らしていて
父は20年前に心筋梗塞を患い、糖尿病も患っています。

年齢を重ねて、体も小さくなる両親。
それでも持病がありながらも通院治療をし、日常生活には
とくに不自由もなく、暮らしていたのですよね。

20年の間には、体調を崩して短期間の入院等もあったわけ
ですが、今回の入院には本当に肝を冷やしました。

先月22日の土曜日、日付の変わるころに実家近くに住む、
妹から電話。
この時間に電話というのは、緊急事態だなってあわてて出ると
父が呼吸困難を起こして救急搬送されたという。。@@

まんじりともせずに一夜を過ごし、朝方にまた連絡メールが来て
峠を越したから大丈夫という。
心配してこちらでじりじりしてるより、病院に行こうと決めて
仙台から新潟へ。

そう、この移動がまたかなり遠回りせざるを得ず…
交通網が整備されてるというのは、東京から地方へというルート。
地方から地方と言うのは、本当にアクセスが悪いのですよ。
結局最速で向こうへ到着するには、東北新幹線から大宮で乗り換え
て上越新幹線に乗ると言うのがイチバン。

昼前の新幹線に乗り、実家の最寄り駅に着いたのが15時ころ。
妹が病院に付き添ってくれていて、母は実家に一旦戻っていると言う
のでタクシーで実家へ向かい、そこから父の軽自動車を運転して母と
ともに病院へ。
酸素マスクを装着し人工呼吸器をつけた姿に驚いた…

幸い翌日の月曜日には軽いマスク、夕方にはチューブでの酸素取り
入れに改善。

搬送された時点で、心臓の機能は弱り、肺の片方はまっ白だったと
言われたと。

かかりつけの医師に、倒れる前日に診てもらい、胸が苦しいのでレン
トゲンを撮ってもらい「肺はキレイです」と言われたというのに。

父の20年来の主治医は、奇しくも私の中高時代の同窓生。
クラスは一緒にならなかったけれど、お互いを知っているという…
父は気安く診てもらえるので、通院するたびに世間話をしたり、
胸が苦しいから悪いから薬をくれとか、言っていたのです。

胸がヒューヒュー音がするし、咳こむので「気管支喘息」という、診立て
で心臓の薬と、喘息の薬、糖尿の薬に睡眠導入剤…
コレステロールの治療薬、これは私と同じクレストール。
ともかく大量の薬を与えられていて、真面目に薬を飲み続けていたわけで。

今回搬送された病院のドクターの見立てでは、肺は喘息の症状ではなく、
心臓機能の低下で浮腫があり、水も溜まっていたということで。
元々喘息のお薬と心臓のお薬は相反するもので、併用は考えられないと!

一旦今まで投与されていた喘息の薬は廃棄しましょうということに。

実は今までの同窓生のドクター、お薬を大量に出すと言う評判もあり、父
の周辺のお友達も、病院を変えてみたらどうかと言っていたのですよね。
父は性格上、一度気に入ってしまうと、中々変えることの出来ないタイプ。
でも、今回辛い思いをしたので、今度は病院も変えてくれそう。


土曜日の夜に入院、順調に回復し、駆けつけて来た私の娘たちもみな安心
して戻った水曜日、気分よくベッドでピースサインをしている父の写真を
みんなに送り、久々に実家で寛いでいたら病院から緊急連絡!
病状が急変したと。

あわてて駆けつけると、苦しんで人工呼吸器につながれ脂汗をかく父。
トイレを看護師さんに取ってもらうのを遠慮して、自分でベッドわき
のポータブルトイレで息んだあとに、急に胸が苦しくなったと。
水曜日は母、妹、私の3人で一晩じゅう付き添い、ドクターや看護師さん
の適切で献身的な治療のおかげで朝には脈も血圧も戻りました。
心臓がうっ血したということで、心不全の発作だったいう。

父、格好つけて順調に回復していると、周りにアピールをし過ぎで、頑張り
過ぎた模様。
ドクターには絶対安静にしてくださいと厳命されて。

土曜に倒れ、日曜月曜と、大勢の人が病院に駆けつけて下さる。
お見舞いに来られた人に、父は話をしたくてしょうがない。
しゃべると脈が早くなるということで、急に無理をしたということもある。

田舎の濃い人間関係で、助けられている面も多々あるけれど、病気で入院
とかの場合は、やはり急いでお見舞いとかは避けた方がいいのになぁって
思ったわ。

もし、私が入院したとするならば、身内以外の第3者にはできれば病んだ
姿は見せたくないもんねぇ。。

ともあれ、無事に2回も山を越えた父。
あと少し安静にして、元気になってくれたらと思っている私です。


月曜日のランチ、東京から見舞いに来てくれた長女と三女、母、妹、甥っ子
と一緒に。
新潟市郊外の旧白根市にある「おさかな亭」

ここ、新鮮なお魚が美味しい海鮮料理のお店。

私はミニ海鮮丼と海老フライやサラダ、小鉢、デザート付のレディースセット





三女チョイスの海鮮丼と冷やし坦々麺のセット




長女が食べたのは極み海鮮セット




このセット類、全部1000円以下で、美味しかった~~





食べているときの、笑い話…
新潟では、お葬式のあとの精進落としの食事のことを「おとき」と
呼ぶのですが、妹曰く、じいちゃんがあのまま逝ってしまってたら
この食事が「おとき」になっていたかも?!

笑い話で本当に良かったです。。


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2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
ご無沙汰してます (みのり)
2013-07-05 12:39:27
久しぶりに来てみて驚きました

ご実家のお父さま大変でしたね
少しは落ち着かれましたか
この季節健康な人も辛いですからね
どうぞお大切にして上げて下さいませ
返信する
みのりさんへ (スキムミルク)
2013-07-05 14:21:27
こちらこそ、ごぶさたしております。

5月に娘のところへ行ったのですが、みのりさんの
お顔を見に行けず残念!
またの機会にお邪魔させてくださいね~。

父はまだ不安定ながら、回復しつつあります。
今度の日曜から、また3泊程付き添い&母の運転手
をしに出かけてきます。

こういう状況になると、距離が離れているのはもどか
しく感じますね。

みのりさんも暑さに向かう折、お体大切になさってくだ
さいね~。
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