生命保険株式会社の調査チームに勤務するジェヒが、潰されそうな自分のチームの起死回生の為に手伝い要員として声を掛けたのは、警察時代の先輩であるク・ギョンイ。
引き籠ってゲーム三昧の彼女を引きずり出し、会社の経費でゴミ屋敷となった部屋を綺麗にし、PCのバージョンアップも行い、それを餌に保険請求が怪しい案件の調査に彼女にさせようとする。家から出ずに部屋番号も部屋の暗証番号も忘れるようなク・ギョンイだが、ジェヒは彼女のあり得ない程の猜疑心と刑事の勘にかけ、ク・ギョンイと彼女のゲーム友達でありドライバー役のサンタにすべてを託すのだ。
妻と娘を残して失踪した男性。家族に対して支払われる保険金も、夫が自殺だったら支払いはせずに済むという案件は、簡単かと思われたのだが、失踪した男の周りで次々と人が死んでいる事が分かり、ク・ギョンイの猜疑心に火が付くのだ。街を見張り、ホテルへ出入りする配達員の動きをみただけで、隠れているはずの夫の行動を把握。追いつめ、あと一歩と言うところで、彼女の目の前で亡くなる夫。追いつめられた夫はまるで吸い込まれえるかのように事故が起こった場所に逃げ込んだのだ。
それを遠くから笑顔で見つめる一人の若い女性 ソン・イギョン。
演劇部に所属してた女子高生だったソン・イギョンの周りではなぜか妙な事故が多発。刑事だったク・ギョンイは演劇部の顧問だった夫のと共に学生達に聞き込みを行っていたのだ。
夫が自殺した事から刑事を辞めて引きこもり、ゲームに明け暮れていたク・ギョンイの事情は良く分かるが、「死ねばいいのに・・・」という他人の何気ない一言を聞き逃さずに、大きなお世話で他人の代わりに何故か殺人を証拠を残さずにこやかにやり遂げるソン・イギョンの状況は良く分からず。
そんな若い笑顔の殺人鬼をケイと呼び、警察は役に立たないとク・ギョンイに調査を依頼するのは韓国屈指の福祉財団の理事だ。
一体どんな理由で福祉財団の理事がソン・イギョンことケイを捕まえようとしているのか・・・・
*****
リンスとシャンプーの順番も忘れるようなだらしない生活を送っているという設定。髪の毛はぼさぼさでも、演じるイ・ヨンエのお肌はいつも通りに透き通るように綺麗なのだ。