チャニョンの健康診断の結果が深刻だったことを知り、取り乱すミジョ。ミジョが休暇でクリニックを離れる間、院長を任される予定だったソヌは、仕事中にかかわらず彼女の取り乱し方にただならぬ気配を感じ、こっそり後をつける。
こっそり後をつけて行った事で、チャニョンが芸能プロダクション代表の妻に一方的に罵倒されている様子を見たミジョが、その妻に平手打ちを加えて警察沙汰になった様子を見てしまうのだ。
このソヌ・・・ミジョに対する行動がソフトに積極的だったり、非常にさりげなかったり・・・気遣いの人だ。多分あの様子を見て、3人の仲が特別だということ、そしてミジョが彼女たち友人の存在をどれほど大事に思っているか、的確に察した事だろう・・・
ミジュに付き添われて病院に出向き、自分が何も治療しなければ、末期がんであと6か月程度の命だと知り、彼女が何故あれほど自分を庇ってくれたのかを理解するチャニョン。突然の出来事にチャニョンが治療に専念する事を願い、前のめりに彼女を助けようとするミジュと、考える時間が欲しいというチャニョン。母もがんにかかり、母を支えているジュヒもショックを受ける。
39歳、もうすぐ四十代だと口では言っていても、「まだまだだ」と心のどこかで思っている年齢のはず。それが急に残りの時間を提示されるのだ。
治療をしても生存率が0.8%である事を聞いたチャニョンは治療を受けない選択をし、チャニョンとジュヒも彼女が最後の時間まで楽しく過ごせるようにと一緒に過ごす覚悟を決めるのだ。ミジョの養父母も彼女の決心を聞き、彼女に寄り添っている。
ビックリする位の熱い友情なのだが、それが自然に感じられるドラマだ。
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芸能プロダクションの代表である彼を、妻の前でも思わずオッパと呼んでしまい怒らせてしまうチャニョン。お兄ちゃんという意味のこのオッパという言葉。誰が誰に使うのか、年齢、場所等々。シチュエーションによって全くニュアンスが変わってくる呼称だと改めて実感。チャニョンがいうように「私たちは別に不倫の関係じゃない。」と言うなら、オッパとは呼ばずにせめて名前で呼ぶというのが普通だろう。39歳、あのような人間関係の仲で、彼をオッパと呼ぶチャニョンの気持ちが切ないな・・・と思う。