見終わった後、乾いた銃声が耳に残るこの映画は「続編も見ないと」と思わせる力のある映画ではあった。
ただ、映画のモーターサイクル・ダイアリーズを見てはいてもチェ・ゲバラがどんな思いで医師から革命家へとなっていったのかはやはりちょと分かりにくいかも知れない。
これは革命家という、いまでは考えられない肩書きを持っているチェ・ゲバラの特異性でもあると思う。
IT革命などという言葉は使っても、日常生活で革命について語ることなどない今の生活からは当然のことだともいえるだろう。
今は自分で変わろうとしなくとも、周囲の環境がものすごい勢いで変わっていっていると思う。自分の中で革命を考えずとも、周りの物質がどんどん変わっていくのだ。周りが起こす革命についていくのが精一杯で、自分自身の頭で革命について考える機会を奪っているとも言えるだろう。革命に対してすべて受身の状態にいる私たちから見たら、自ら革命を起こそうとするチェ・ゲバラの行動は、その行動の意味は上手く説明できずとも何か熱いものを感じさせるものがあるのかも知れず。
****
自らお金も出しているベニチオ・デル・トロが熱演。
しかし皆髭を生やしているせいか、皆同じような風貌に見える場面も多し。
ただ、映画のモーターサイクル・ダイアリーズを見てはいてもチェ・ゲバラがどんな思いで医師から革命家へとなっていったのかはやはりちょと分かりにくいかも知れない。
これは革命家という、いまでは考えられない肩書きを持っているチェ・ゲバラの特異性でもあると思う。
IT革命などという言葉は使っても、日常生活で革命について語ることなどない今の生活からは当然のことだともいえるだろう。
今は自分で変わろうとしなくとも、周囲の環境がものすごい勢いで変わっていっていると思う。自分の中で革命を考えずとも、周りの物質がどんどん変わっていくのだ。周りが起こす革命についていくのが精一杯で、自分自身の頭で革命について考える機会を奪っているとも言えるだろう。革命に対してすべて受身の状態にいる私たちから見たら、自ら革命を起こそうとするチェ・ゲバラの行動は、その行動の意味は上手く説明できずとも何か熱いものを感じさせるものがあるのかも知れず。
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自らお金も出しているベニチオ・デル・トロが熱演。
しかし皆髭を生やしているせいか、皆同じような風貌に見える場面も多し。
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ドキュメンタリーでは?と思ってしまいました。そういう撮りかただったんですね。
デル・トロの独特の喋りがなんともいえません。民を貧困の絶望から救おうと28歳の革命家チェバラの実像がくっきりでした。
革命にかけた不屈の精神と、暖かい人間味がひしひしと伝わり、私なりのゲバラ像で死に至る後編は必ず観に行きます。
平日の昼ごろ~私を含め中高年だけの男女半々の観賞
でした。(20数名)
私が見た回は40歳以上の男性お一人の方が目立ち、ゲバラに対する人気の根強さを感じたりしました。
私は葉巻煙とと髭にちょっとくらくらしてしまいましたが(笑)後半に繋がる熱気は感じたので、別れの手紙も見に行こうと思っています。