シウの父親の体調が悪いことを彼よりも先に知ってしまうハギョン。放って置けないハギョンは入院の手続きを行うも、彼の父親に口止めされてしまいシウに打ち明けることもできない。職場では出した予報を訂正することになるが、先輩としてチーム員であるシウを守ろうとするハギョン。
そんな風に、お互いの負担にならないように、愛しているから別れようという二人の行動を「一番バカみたいな別れ方よ。人生は短いんだから。そんな事をしている暇はない」と諌める上のは、なんとかしてハギョンをいい条件でお嫁に行かせたかった彼女の母親だ。
このドラマ、結局のところ、本当の悪人は出てこないドラマだった。女性記者と結婚したハギョンの元婚約者のギジュンも「恋人としては失格だったけれど、いい友人でいたい」とハギョンにシウと別れない様にと説得し、半ばやけくそ気味に生きていたシウの父親も「俺のタイプじゃないが、息子の方が女性を見る目がある」と最後にはハギョンのことを認めてくれる。さらにギジュンと結婚した彼女も、母になるとわかると急に真剣な態度を見せ始める。
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地形状況などの条件により予報が難しいと言われているらしい韓国で、なんとか国民のためにきちんととした気象予報を行おうとする気象庁の人々を描くドラマの中、気象と向き合いながらも恋に悩むパートはシウとハギョンが担い、恋に溺れてアップアップしてしまう姿で笑わせるパートはハギョンの姉とシウの先輩が担うという役割分担。典型的かもしれないが、スッキリしていてよかったと思う。