米「ブルックスブラザーズ」破たん、日本国内の店舗政策・商品供給は「変わらず」
紺ブレという言葉は、私の中ではバブル時代を思い出させる言葉の一つだ。
当時、ごくごく小さい服飾関係の会社で事務をしていた。
身に着けるものに足して取り立ててこだわりもない私にとっては、何となく場違いな会社だったのだが、同僚や上司は仕事柄、ファッションに対して一言ある人が多かった。
時間軸の記憶がやや曖昧になっているかもしれないが、カジュアルな着こなしが好きな男性社員は背中に大きくPARSONSとロゴの入ったジャンパー等を着ていたし、アルマーニを着たいけれど、お値段がちょっとということで、@エンポリオアルマーニのポロシャツを着ている人もいたはずだ。
ただ、会議の時などは普段の装いと違い、皆打ち合わせでもしたかのように全員紺ブレ着用で会議に出席していた。ピカピカと輝く金ボタンの数々。
ダブルなのか、シングルなのか、更にはパンツとの組み合わせやネクタイの合わせ方など、皆それぞれのこだわりがあったようなのだが、私にとっては正直全部同じに見えた。「オシャレなのか、制服なのか・・・」などとその紺ブレの価格を考えることもなく、会議のために集まってくるメンバーを遠目に眺めていた。
その後、まったく別の業界に転職することになったのだが、そこではグレーや紺のいわゆるビジネススーツが主流で、ボタンダウンのカラーシャツさえも着ている人は皆無だった。
「業界によってこんなにドレスコードが違うんだ・・・」とそこで改めて業界ごとの常識の違いを認識したりした。
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あの当時、紺ブレを着ていた人たちも、今は皆カジュアルな装いをしているんだろうか・・・
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