イン室長から度重なる圧力を受けるチーム長には選択肢などない。新しいチーム員を総動員して逃げるテシクを捕まえるしか道はないのだ。辛くても別の道を選択するチャンスは沢山あったのに、ことごとく先送りし、結局一番つらい道を歩く事になってしまったのだ。
やや不謹慎だが、これこそ「覆水盆に返らず」だとと思いながら、緊張感を持ちながら捕物帳を見ていたが、テシクの後輩がチーム長の家から着替えとして持ち出した靴から証拠が発見されて万事休すだ。もちろんイン室長も一緒に拘束だ。
JQ会長であるサンフンの父親は上層部に圧力をかけてイン室長を助けようとするもののさすがにハードルが高い。(会長の「そばには使える奴が必要だ」という言葉をこんな場面を見ながら思い出す・・・なんとも自分勝手な人生訓だが、この言葉を疑う事なく実践しここまでやって来たのだろう・・・)
イン室長はどんな質問にも不敵な笑みを浮かべるが、唯一具体的に否定したのはサンフンに関する事。会長もソヒの追及を若造の戯言的に聞き流していたが、犯人からの要求という言葉を聞き、顔を曇らせるのだ。
サンフンを監禁しているのは別にいると判断するテシクとソヒ。
更に監禁犯は、今度は法案を廃案にしろとソヒに依頼してくるのだ。
法案が廃案になれば打撃を受けるのはJQ。当初JQに優位に進めながら、今度はJQに反旗を翻す。このロジックで得をするのはただ一人、サンフンに強いライバル心を抱いていたヨンミンだ。そしてヨンミンの共犯が獣医だと気づくテシク達・・・・
会長に反旗を翻すヨンミンと、水質汚染の証拠を握る男性を召喚して法案撤廃を目指すソヒ。時間との闘いの中、同じようにサンフンの行方を探すテシク達。
しかし、残念な事に会長の方が何枚も上手なのだ。