行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

そのまんまマニフェスト

2007年01月23日 | ニュース記事
宮崎県知事選も終わり、そのまんま東知事(東国原知事)の評価も、当初の頃から変わってきたようです。

テレビで見るお笑いのイメージと、目を吊り上げて真剣に訴える姿のギャップが当選の一因かもしれませんが、それよりも、東知事の「そのまんまマニフェスト」がなかなかのでき。

スマートさもありちょと驚いていたのですが、政策NPOの一部有志のバックアップもあったよう。

今回の宮崎県知事選以降、政策中心の選挙が広がっていけば、しっかりとしたマニフェストを提示した候補が有利になるかもしれません。

そうなると、選挙地から離れていても、インターネットを使ってマニフェストを作り上げる学生集団やNPOグループが増えてくるかも。

以下、産経新聞WEB版(1月21日)から引用です。

なお、記事中でNPO法人がかかわったように書いてありますが、属する個人有志の間違いとのコメントが出ています。

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東氏当選 タレント候補脱却の陰に20代ブレーン集団

 宮崎県知事選で初当選したそのまんま東氏(49)。地道にマニフェストを訴え、「タレント候補」からの脱却に成功したと地元の評価も高い。その東氏を政策面で支えたのは、20代中心の“チームそのまんま”だ。チームは既存政党に不満を持つ政策提言のプロで、インターネットなどを駆使して県の実情を徹底的に調べ、東氏と徹夜でマニフェストを作り上げた。

 競売入札妨害の罪で起訴された前知事の安藤忠恕被告(65)が、知事職にとどまる意向を示していた昨年11月25日夜。東京都内の貸しビルの一室で、ジャージー姿の東氏と10数人の若者が6人用のテーブルを囲んでいた。

 「故郷のイメージを良くしてもっと観光客を呼び込みたい」「芸能人の自分が、これまでの経験を生かして宮崎のトップセールスマンになる」

 会議では、早大で地方自治を猛勉強した東氏が、ひそかにあたためていた「思い」をチームにぶつけた。チームのアドバイスを一言一言、文庫本サイズのメモ帳に書き留める東氏は、上座に座るように勧められても、「いえいえ」と断り、下座に座り続けた。

 ミーティングは終電まで続いた。チームは徹夜で県の財政状況や産業構造を分析。「選挙公約は票目当ての実現可能性の低いものが多い」と考えていたチームは、財政的な裏付けのある政策を練り続けた。

 東氏との議論は翌々日の11月27日までに、延べ15時間にわたって続き、ようやくA4用紙8枚のマニフェストが完成した。

 チームの正体は、自治体や官公庁への政策提言を行っているNPO法人「政策過程研究機構」(PPI)のメンバー。シンクタンク勤務の会社員や大学院生らが中心だ。NPO法人は法律上政治活動ができないので、有志による特別チームを編成した。

 チームは11月下旬、メンバーと、出馬を模索し政策面のサポート役を探していた東氏サイドが知人を介して知り合ったのが発端で結成された。

 1月3日に宮崎市で行われた公開討論会。理路整然とマニフェストを訴える東氏の姿に聴衆が驚きの声を上げた。

 チームのメンバーで、PPIの男性幹部(27)は「東さんの一生懸命さをマニフェストという形でアピールできた。最初は正直、タレント候補という色眼鏡で見ていたが、いつのまにか『この人のためにやってあげたい』と、本気で思うようになった」と振り返る。
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