行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

民間委託

2006年12月14日 | ニュース記事
保育所民営化は違法 保護者ら市を提訴 神戸(神戸新聞) - goo ニュース

夕張市の話は極端にしても、どの自治体も財政状況は厳しい。

そうなれば、コスト削減の手段として、民間委託という選択肢がよく選ばれます。

官から民へという流れの中では、民間委託や、更に進んで民営化(行政の撤退)ということはいたしかたないところ。

住民サービスを継続していくうえで、やむをえない選択肢です

しかし、そういう話でよく出てくるのが「民間ではサービスが低下する」という議論です。

「民間は利益を追求するので、人を減らしてサービスが悪くなる。」といった民間不信が飛び出し、更には「バックマージンを得ようとして、逆に費用が高くなる」とかいう話も飛び出す始末。

でも、普段は「行政はコスト意識がない」とか「サービスが悪い」だとか、行政不信がいっぱいなのに、なぜに民間委託の話が出たとたん「行政でないと安心できない」という話になる?

そもそも、そんな話をしている住民の方は、民間企業にお勤めでは?

会社でそんなに粗悪なサービスを提供していますか?

儲けに走って、顧客に損をさせてますか?

発注者として、チェック体制は当然万全にしていなければなりませんが、こんなときだけ「民間は悪」という発想になるところが不思議です。

行政側の説明がどれだけなされているかという問題もありますが、民間に任せることにそんなにアレルギー反応を示さなくても・・・と思います。

それだけ信頼していただいていることには感謝しますけど・・・

コメント
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