行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

問題の顕在化

2006年03月14日 | 行革・人材育成
よその批判ばかりしても意味がないので、自分の市に落として、つらつらと考えました。

1 問題を早く顕在化させること

2 顕在化した問題にきちんと向かって取り組むこと

が必要です。

1について言えば、問題が形となって現れるようにする工夫と、情報を組織全体で常に共有する、市民に積極的に公開していくことが要件。

2について言えば、問題提起しやすい組織内の雰囲気、問題を積極的に解決しようとする風土でしょうか。

1の「問題が形になって現れるようにする工夫」について調べていたら、『見える化』という言葉が出てきました。遠藤功さんの『見える化-強い企業をつくる「見える」仕組み』という本が良く取り上げられていますが、確かトヨタものの本でも出ていた記憶があります。

問題が常に目に見えるようにする仕組みが上手く組み込めれば、問題を顕在化させるというスタートがきれます。

行革を進める第一歩として、まずファクト(事実)を集めるという作業があります。

その仕事がどれだけのコストがかかっていて、目標としたどれだけの効果をあげているのか。利用者の満足度はどうか。職員はどう思っているのか・・・

事実を数字など形として表すことで、大上段に構えなくても取り組むべき課題が全員にわかる。

そういう作業が、日常の仕事の中でできていれば一番いいのではないでしょうか。

行政の場合、仕事を数字で見る習慣がありません。全ての仕事が数字ででるわけではありませんが、「数字でわかる」ものもかなり多くあると思います。

まずは、「リアリティのある数字」で仕事を確認することから始めようと思います。
コメント
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