行政マン・コーチのはじめの一歩

自治体職員でストレングスコーチ&ファシリテーターの丸本です。
人と組織の持つ強みを活かして、応援を続けています。

PET検診、がんの85%見落とし

2006年03月03日 | ニュース記事
最近また気温が上がらなくなり、寒い日に逆戻りしていますが、ユキヤナギ、レンギョウ、沈丁花の花がほころび始め、春も近いんだなあと感じるようになりました。

桜の開花も近づいていますが、その前にしなければならないのが人事異動。議会も始まり、これからが大変です。

そういった人事系の話とは別ですが、担当している仕事には職員の健康管理があります。
人間ドックの申し込み時期も始まり、検診関係のスケジュールも考え出した時、次のニュースが目に入りました。
ちょっといつもと違う小ネタです。


PET検診、がんの85%見落とし…がんセンター調査 (3月3日 読売新聞) 

PET(ペット、陽電子放射断層撮影)検診は、全身の小さなガンが一度に発見できるガン検診の切り札といわれ、最近導入する医療機関が増えています。
確か、ガン細胞は良くブドウ糖を吸収するので、ブドウ糖が集まる場所を探すというものだったと思います。

受診するためには費用が10万円から20万円かかり、全て自己負担なのですが、検査に痛みや苦痛もなく、全身のガンを見つけることが出来ると言うことで人気があるようです。

ところが、国立がんセンター(東京)の内部調査で、PETによるガン検診では85%のガンが見落とされていたことが分かったそうです。

国立がんセンターの超音波、CTなどを併用した検診では、ガン発見率は一般の医療機関に比べ高いため、相対的にPETでの発見率が低下した可能性があると書いてあります。

しかし、PET検診を鳴り物入りで宣伝している医療機関も多い中、高い投資をして機器を購入した所は、非常に複雑な心境でしょう。

すぐにメーカーなどから反論の記事が出そうですが・・・


コメント
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