一瞬という言葉はアメ太のためにあるのかと思ってしまうほど一瞬のうちに彼は現われるのだ、私の行くところすべてに。寝てるのは私が静かにパソコンに向かってるときとか新聞を読んでるとき。掃除をしたり、洗濯をしたり、ご飯を用意したり、私が動いている限りはアメ太は私の半径50cm以内にいるのである。家の中のすべてのものはアメ太によってひっぱられたり、引きちぎられたり、喰らいつかれたりしている。
ドラマ(今見ているのは-ごめん愛してる)の音も気にならないんですかね。
どうやら一度遊んだものを繰り返し遊ぶより違うものを開拓するのが好きなようである。すりすりしてこないかわりに、自分の縄張りを制覇する彼なりのやり方なのだろうか。縄張りなんて言葉もあわない気もする。むしろ無頓着。自由に勝手気ままにふるまいたいだけなのかも。かといって食べもののないところには行きたくないだろうな。一瞬のうちに本当に一瞬のうちに、食べもののところに飛んできては、なめちゃうからね。高いところに上がるのがミミよりちょっと苦手なアメ太は助走をつけなければならない。私のひざをどーんと踏み台にして行くので、いきなり何事かと思いきやテールの上のスープをすすっていたりという具合である。
ミミちゃんはラブちゃんが食べた後にこのようにじっと座って私が餌をやるまで一言も声を発せずひたすら待っている子なのです。たとえ私が他の部屋にいてもこの姿勢で待っている良い子なのです。食べものに関しては上品ですね。アメ太やラブにはないものですね。アメショーってガッツキが多いのかしら。
ラブちゃんはお刺身のときは飛んできたので、お寿司とかは別の部屋で食べるか、ラブちゃんとシェアするためやや多めに買ってきて一緒に食べてたけど、アメ太はなにしろ食べものすべてに興味があるようだ。お正月だから大目に見てと、栗きんとんとさしみと猫用牛乳はあげたけど、ミミにはカツオのおやつをあげただけ。かわいそうにミミは6時にアメ太のふすまをどんどんたたく音を聞いて押入れに引っ込んだので、私とミミが過ごせる時間は夜の就寝時間・6時間ぐらいだけ。
手が短く見えますよね、この構えの姿。一人のときでもこうですから警戒心強いですね。私は間違って足を踏んづけるぐらいしか危害を加えたことないのにね。。。
近所の猫おばさんが来たときは、あまりいい子にふるまっているので、あらぜんぜんギャングじゃないじゃないの、大人しくていい子ねと言われるくらいかわいい普通の猫をかぶっていた。
アメ太は直線距離でものすごいダッシュで走る。直線上にテーブルがあればその上に上がりテーブルの上の物を蹴散らして走る。今までケージ生活してた分も取り返そうと思ってこうのびのびしてるのだろうか。
私が外に出ようものならアメ太もちゃっかり外に出る。どこまでついてくるのだろうかと思って、ためしにエレベーターに乗って1階まで行ってみることにした。なんとアメ太はエレベーターにちゃんと乗ってくるではないか。ラブちゃんも3回ほど近所に階段を下りて冒険に行ったことがあるけど、この子もそのタイプ。
ミミはドア越しにうなるのだけどアメ太がびびらないので、最近無力感を感じてるようだ。なんでこんなことになったのだろうと嘆いているに違いない。ラブが初めてうちに来たときはラブが押入れ生活をしていたのに、アメ太はリビングでのびのびし自分のえさを食べた後どうやってミミの部屋に入って耳の餌をせしめようかと考えてるというレベルだからミミは面食らっちゃうよね。ミミを追い詰めてミミがギャッというときはアメ太のバカッってつい言ってしまうけど、あおむけになって寝ている顔を見ると憎めなくなる。
ミミはアメ太に怒ったあと私にやつあたりする。そういうときに手を出してなだめようとするならまず間違いなくひっかかれるか噛まれる。爪を切るにも彼女がリラックスしてるときでなければならないのだけど、最近なかなかそういうチャンスがない。ミミと二人キりになろうとするとアメ太が隣の部屋からドア越しにのぞいて開けろといってうるさくてミミの気が散るからだ。
アメ太とミミ?いえいえ。これは今は亡きラブとミミがドアの外でせみをさがしてるところ。
去年死んだチェリーとミミは仲良しというかミミがお母さんのようになついてましたね。チェリーが死んだときミミのために余計悲しかったです。。。チェリーはほえられることはあっても決して人や他の犬にほえたことがありません(しつけがきびしすぎた)。いるかいないかわからないので、「チェリー!」と呼ぶとどこから飛んできました。
ラブちゃんはおなかさえ満たされていれば静かでした。でもチェリーにはちょっと意地悪気味でした。ミミに怒られるとチェリーにやつあたりするみたいな。
アメ太がきたときの印象は足が長いことでした。ラブは短かったから。
3匹が一緒の写真てあまりないのですが、これはその一枚。寒い季節はラブちゃんもチェリーの横に行って、追い払ったりもしてましたが、そのまま二人きりのときも
3匹いるときは幸せだったなぁ(涙)。幸せってなくなって初めてわかるもの。。。というふうにはしたくないね。今の幸せを気づくこと。。
話はそれるけど、ERを見てたら男性医師が薬におぼれた自暴自棄の女性が妊娠してることもわからず子供を流産したことに関して、ナースがどうして妊娠のテストを先にしてあげなかったのと責める。別に頼まれたわけでもないのに医師はそこまでやる必要ないだろうという。
"We can't help people who can't help themselves."
"No, Mark. Those are the exactly people who we should be helping" というのはかっこよかった。「神は自ら助くるものを助く」という聖書の有名な言葉があるけど、ERがあんなに人気があるのもそういう弱い人に対する慈悲深さが時折顔を見せるところにあるんだろうね。医師に対してナースがばしっと言うところがいい、やっぱりアメリカのドラマは面白い。