ゆこちんのトランペット

トランペット奏者 藤井裕子のコンサート情報、トランペット談義のつもりが…こぼれ話や大きな声では言えない話も…毎日更新中♪

音程は大事だぁー

2020年07月25日 01時54分00秒 | 音楽&トランペット&レッスン
こんばんはー!!!
今日も写真は本文と関係ありません(笑)
生卵を「立てた」ところです。スゴイでしょー?!みなさんもやってみてねー。普通の卵です。

いやー、今日の竜王戦決勝トーナメント、、、藤井くん残念だったぁー。。丸山九段の勝負に懸ける執念、見せてもらった気がしますよ。もうこうなったら決勝まで行ってください。

藤井くんの残り時間が2−3分で丸山九段が1時間半とかで、藤井くんが丸山九段の手番のすきにトイレへダッシュで行っても、その間に指すからねー。容赦ないぜー!!

でも別に違反とかじゃないから、それでいいんだけど、情け容赦ないなーっとは思う(笑)

それに、何度も千日手になりかけ、結果的に丸山九段 残り時間4時間、藤井くん 残り1時間半で、千日手に。なもんで、この残り時間で指し直しよ。藤井くんが長考した場面が千日手になりそうなときが多かったんで、なんとも言えん。千日手を回避するか、自分にとっての最善手を指すかってことだろうから、迷うよね。。。

いやー、そういうのはいろいろあったけど、素晴らしい試合でしたよぉー。両者にパチパチを送りたいです。


おっとついつい将棋トークをしてしまった。

そうそう、ところで!!


音程ですよ、音程。

トランペットで「音程」はめっちゃ大事って言われてますけど、

今日は、マジで初心にかえるというか、思い知らされたというか(笑)

クラビノーバで音をビューーンと伸ばしといて、それで音程取ろうってんだけど、

ここで間違っちゃいけない!!

というか、間違いやすい!!!


どういうことかっていうと、

クラビノーバに吹きながら音を合わせるんじゃ、効果半減さー。

そうじゃない。

吹く前に、クラビノーバの音を聞いて、自分の出すべき音(出したい音)を頭にバッチリ鳴らして、それを出す、、、

つまり「思ったモノを出す」

「頭に浮かべた通りの音が出せたかどうか」を耳でチェックする。


それ!!

チューナー使った方がいいよ、とかチューナー使っちゃダメだよ、とかも結局この作業の手助けとしてチューナーを使うかどうかにかかってるんだと思う。

チューナーは使い方によってはめっちゃ良いアイテム。

自分で想像した音を出してみて、「これだ!!!」って思ったときに、ほんとにちゃんとそうなってるかのジャッジをしてくれたり、自分の音が楽器のセンターにきてるな!と思っても、それ自体がいわゆる基準の「ピッチ」から外れてるって場合もある。その外れの「傾向」を掴むのに役立つ。

あー、ちょっとこの音は高めになるのねーとか、あらま10セント低いのね、とか。

そしたら、抜き差し管の調節を工夫するとか、まぁ低いって場合は少し明るめにツボを作り直すか、、、まあこの辺はいろんな意見があるねー。

・上にベンディングをかけて、上めにツボを作り直す

・あくまで楽器の一番良い音が出るところで吹く

あー、高い場合もいろいろな意見があるねー。

・1番管、3番管を駆使して音を合わせる

・3番管は使うけど、他は使わずにツボを作り直せ

・抜き差し管は使わずに、すべてベンディング等の技を駆使して音程を下げろ


私はねー、3番管はめっちゃ使います。でもシルキーだと1番管も使った方がいいかなーって思ったりもしてます。下のミが高いのよねー。口でも下げられるけど、抜く方が吹きごこちはいいよねー。そして、まさかのミ♭、普通低くなる音だけど、シルキーさんは少し上ずった音色になるので、ちょいと3番管を抜くと良かったりするなーって思って!使っております。


ちょいと本論から逸れました。

そう、「頭に浮かんだ音を出す」。

その浮かべてる音が、すでにクラビノーバから出してる基準とズレてる場合は、そりゃー楽器吹いても合わないよねー。

いや、それが経験値が上がり過ぎてると、「自動で」吹けちゃったりするんですけど、これがむしろ自分的にはヤな感じなんだよなー。

ちゃんと自分の「思った通り」に吹きたい。

思ってるのと違うけど、まあ合ってるとかって、気持ち悪いし、完全にアンチコントロール!!

やはり「自分の思った通り」ってのが大事だから、まずは「思う」、そしてそれをトランペットで出す。

それで、最初の音はそうだとして、

音楽って、最初の音が出る前から始まって、次の音へどんな風に行くか、、、これの集合体でフレーズができるって思うわけ。

次の音に「どう行くか」、そこ!!

次の音を出す、とかじゃなくて、「どうやって次の音に至るか」その過程に歌があるって思うわけ。

だから、次の音程も大事。1つ目の音程から2つ目の音程へ、どんな風に行くか。

その時に、いかに自然でスムーズに聞こえるように行くか、が大事。

いや、場合によっては「あえて」味を付けるとかイヤミをつける(将棋用語風に)みたいなことはあってもいいと思うけど、

全部がそうだと、もはや聞いてらんない!!ってことになるわけで、そういうのはたまーに、ここぞって時に「ピリリ」と使う。

基本は自然の法則に極力従って感じられるように。

そう思うと、頭の中が悪い意味で長年の経験値ですっかり捻くれて、ヘンテコな音程になってることがホントにしばしばある。

そこは脳内を修正しておきたい。結局、想像したヤツが出てきちゃう。だから、脳内をいい感じにしておくのは、めっちゃ大事。


そんなことをすーんごく思い出した1日でした。

それではみなさん、また明日ねー!!
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする