ゆこちんのトランペット

トランペット奏者 藤井裕子のコンサート情報、トランペット談義のつもりが…こぼれ話や大きな声では言えない話も…毎日更新中♪

3月3日(土)のつぶやき

2018年03月04日 06時09分28秒 | Weblog
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ラクカラーチャから、、、

2018年03月04日 01時24分15秒 | 雑感
こんばんはー!!

今度のスプリングコンサート、我らが新潟市ジュニアオーケストラ教室、A合奏は3曲やるんですけど、まさかの

ラクカラーチャ

もやっちゃいます。

それって、♪ラクカラーチャ ラクカラーチャーー♪

って歌う、あの陽気なメキシコ民謡ですよ。


子どもらしい元気な演奏ができたらいいな!!と思って選曲しました。

そんでね、毎回のことなんですけど、プログラムに曲目解説ってのあるでしょ??あれをね、書くんです。

毎回ページの都合とかで微妙に前後するんですけど、だいたい字数にして500-600で収めます。

これねー、難しい。。。

どのくらいに凝縮して、何を伝えるか、、、ボキャブラリーがあって文章力があればいいのですが、なにせ普段の喋りがほぼ「擬音」っていう人間なんで、ホント難しい。

その締め切りが2月末でして、まあ何とか間に合ったんですけど、

毎回、たったそれだけのことを書くのに、どんくらい調べ物してるかって、多分びっくりポンですよ。

いや、ちゃんとした解説書いてる方なら、そりゃー当然って分かると思うんですけど、正直3曲分を500字に入れると、ウィキペディア見たら分かるよってこととか、なんなら勘のいい人なら何一つ調べなくても書けるんじゃね??というレベルのことしか結局書けない。そんなに調べた挙句にこれだけ??みたいなね。

あまりに調べるのが大変で、何日かほぼ徹夜なんてこともあったりするんだけど、それでも、え??こんなの調べなくても書けますよってことになるもんだから、1回だけ、もう譜面からの情報だけで書いちまえ!ってやったことがあって。

でも、多分読んだ人には全く違いは分からなかったと思います。ただ単に私自身がなんか手抜きな気がして気持ち悪かっただけで。

というわけで、手抜きは1回だけで、あとはいつも調べまくります。ダンナがいつも呆れてみてます。


というわけで、今回最もハマったのは、ラクカラーチャ。

最初にタイトルが「ゴキブリ」って分かった時は、え?え?え???なんで??なに??って(≧∀≦)

ラ・クカラーチャ←ザ・コックローチ

うへー!!


そこからもうなんの曲なんだ??これ??って。


そして、これは替え歌がいっぱいあるので、スペイン語のさらに元に近い歌詞を、、、

するってーと、マリファナとか出てくるし、オーノー(≧∀≦)


パンチョ・ビリャって人も出てくる。

この人は何した人だろう??どんな人??って調べてみました。

すると、メキシコ革命ってのに行き着いて。


前にもちょいと書きましたが、最近また国旗にハマってまして、今はちょっとした国旗の由来とか、国の様子とか、言語とか、そんなのも一緒に見ています。

するとさー、いかに「流された血」の意味が入った国旗が多いことか。

そして、いかにスペイン語、英語、フランス語の国が多いことか、、、

これらの国々がいろんな国を征服したり、植民地にしたりしていたってことです。

そんな国の中にメキシコも入っていて。

それだからメキシコはスペイン語です。素晴らしい文明もスペイン人によって壊滅させられてるからね。

たくさんの混血を余儀なくされて、いろんな富なんかも奪われて。

そんな中で、欧米に都合のいいような政権によって、不満が溜まって、、、1910年メキシコ革命起きる!!


その時の英雄がパンチョ・ビリャって人。これは本名ではないんだけど。

貧農の出身で、教育も受けてなかった人だけど、正義感が強くて、お金持ちから盗んで貧しい人には優しい。勇気もあって、一時は大統領にもなれるくらいのところまで行ったんだけど、自分には学がないからって、そういう位には着かず。

なんかね、このパンチョ・ビリャに取材して本を出したアメリカの記者がいてね、その人が書いてるパンチョの言葉がさ、たくさんあるんだけど、ものすごく刺さる。ちょっとグーッと突き刺さるよ。

結局この人は、1923年には殺されちゃうんだね。車に向かって相当撃ち込まれたらしい。

メキシコ革命っていうと、ちょっと見は内紛みたいな感じだけど、結局はアメリカとかもちょっかい出してて、まあ利権がらみ、、、そこは今も昔も変わってない。


そんなかんなで、一時は歴史の陰に葬られていたみたいだけど、メキシコ国民にはとても人気があって、今でも英雄!!


恥ずかしながら、スペインのことも、革命のことも、アメリカのことも、混血やらスペインによって持ち込まれた宗教やら、そんないろんなことはもちろん、パンチョ・ビリャのことも知らず、、、

ハー、メキシコねー。ラテンだねー!!みたいなさ。。。恥ずかしいです。


ラクカラーチャに合わせた踊りのステップとか、こういう曲を演奏する時の楽器の編成とか、そのルーツにスペインも関わってたりして、なんともいろんな歴史が絡まってる。


もし、なになに??って興味を持ってくれた人は、ちょっと調べてみてくださいなー。

なんか、日本は平和ボケなんだな、、、音楽に込められたいろんな民族の気持ちとか、まあ、知ったからって表面的に演奏が変わるわけじゃないかもしれないけど、なら知らなくていいっていう、効率主義もそろそろ考えないとだろうなとね!!

いやはや、ゴキブリ、、、

奥深し。
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