ホトケノザはふつう春に咲く花ですが、今年の秋は暖かいからでしょうか、
10月下旬から咲き始め、今ではあちこちで花を咲かせています。
画像は、3日前(11月6日)に田んぼのあぜ道で撮しました。
花は紅紫色の唇形花のほかに、つぼみのまま結実する閉鎖花をたくさんつけます。
閉鎖花は、つぼみのまま枯れていて、よく見ると種子ができていますので、これが閉鎖花だな・・とわかります。
でも、つぼみの時に開放花なのか閉鎖花なのかがわかりにくいので、受粉の状態をちょっと観察してみました。
閉鎖花のつぼみ 開放花のつぼみ
すでに受粉を終えています 花粉は出ていません
閉鎖花のつぼみの中では、柱頭は雄しべの葯にぴったりくっついていました。
雄しべから花粉は出されていて、すでに受粉を終えた状態でした。
花がたくさん咲いているすぐ近くには、閉鎖花ばかりつけている個体もありましたよ。