じーじの携帯電話

久しぶりに両親の事を

書こうと思います。

じーじは去年の今頃

携帯電話の掛け方を

忘れるようになりました。

「どうやったらtomiに

電話を掛けられるのか？」

と、何度も、何度も

聞いてきました。

短縮番号の１番に

登録してあるから

それを押せば大丈夫だよ！

と、そのたびに教えて

紙に書いてやったり・・・・

時々は自分で掛けてきて

買い物を頼んだりしていたのですが

その後、急速に認知症が進んで

段々、ばーばに

「かけてくれ」と頼むようになりました。

そして、電話の途中で

何を伝えたかったを忘れるようになって

あっという間に

電話で話ができなくなりました。

昔、私に辛い事があると

必ず電話をかけてきてくれて

「お母さんには内緒だそ！」

と、言って

何か好きなものを買えと

小遣いを送ってくれたっけ・・・

ありがとうね！

(o；ω；o)ウゥ・・・

そんなじーじの携帯電話の

契約満期のお知らせが来ました

じーじとの携帯電話でのやり取りには

思い出がいっぱいですが

施設に入所していると

なにかとお金がかかるので

節約の為に

思い切って解約をすることにしました。

お父さん！ごめんね！？

(´⌒｀。)ｸﾞｽﾝ

でも、ここで問題が！！

じーじには委任状が書けません！！

(;￣ー￣A

もちろん、ドコモショップに

行くのも無理！

こんな時はどうしたらいいのか？

とりあえずドコモショップに

電話で確認をしてみました。

電話に出たお姉さんに

事情を話したら

「こちらで確認をしてから

かけ直してもいいでしょうか？」

言いました。

でしょうね？！（笑）

（；^ω^）

３０分程で電話がかかってきて

じーじの保険証と携帯電話

そして、私の運転免許証

を持参すればいいとのことでした。

意外に簡単！

さっそく予約を取って

今日ショップへ行ってきました。

担当の方が

じーじの認知症の状態の聞き取りをして

委任状や電話も無理だと

確認をしてから

手続きをしてくれました。

そして、ばーばの携帯電話の

住所変更も

ばーばに電話で

確認が取れればいいという事で

簡単に終わりました。

よかった！

抜け殻になったじーじの携帯電話！

これは、元の通り

ベッドの枕もとの

充電器に挿しておこうと思います。

枕もとの風景が変わると

また

「何かがない！」

と不安定になるかもしれませんからね？！

じーじの記憶　その２

もちろん充電器の電源は

抜いときます。（笑）

またひとつ

じーじの私物が

使えなくなりました。

さびしいな！！

(´⌒｀。)ｸﾞｽﾝ

＝ＥＮＤ＝