ゆきちゃん通信++日記++

自閉症の娘、由紀子の毎日を
母親(tomi)の目を通してお伝えします。

顔への自傷

2013年12月20日 | 自閉症者の網膜剥離
今日はデイからの帰りが遅くなって
夕飯の支度などでバタバタしてしまったので
連絡帳を読むのを忘れていました。

夜になってそのことを思い出して読んだら・・・

昼間に自傷で顔を叩いたと書いてありました。

ちょっとしたことでパニックになって
アゴを叩いたらしいです。



それを読んだ途端
わたし・・・
連絡帳を持ったまま動けなくなってしまいました。

身体が震える・・・

私のトラウマなのです。



由紀子の眼は顔と頭を叩く自傷行為で
網膜剥離を起こして
右眼を失明してしまいました。

左眼はなんとか手術で網膜再建はできましたが
端っこが浮いていて
シリコンオイルで抑え込んでいます。


その状態で、頭と顔を叩くと
それが再剥離する可能性があります。



もちろん、支援員さんたちは
止めてくださったらしいのですが

それでも、止まらなくて
口の中を切るほど叩いてしまったらしいです。


どのくらい叩いたのだろうか?

もう一年近く、顔や頭を叩くことはなかったのに・・・
どうして!!


考えたら涙が出てきました。


もっと早く読むべきだった。
そうしたら、デイに電話して聞けたのに・・・。



由紀子に問いただしたら・・・
右のアゴを叩いたと言っていました。

口の中を切ったことを責められていると
思っているようで
「血が出るよ!だめよ?!」
と、言っていましたが

「目が見えなくなるでしょう?」

と、私が泣きながら責めると
思い出したように

「叩いたらだめよ?!」
「目が見えなくなるよ?!」


と、自分で言っていました。


あのつらかった手術と入院生活で
顔と頭を叩いたらどうなるのか
由紀子なりに理解していると思っていました。


でも、由紀子の能力では
本当の意味で理解はできないですよね…。

時間が経ってしまうと
こうして忘れてしまうんですねぇ~。



一度や二度叩いたからといって
必ず剥離するとは限らない。

大丈夫なのかもしれない・・・。

由紀子に何度も確認したけれど
今のところ、見えているという!

大丈夫だと信じよう!!


でも、私の中のトラウマが騒ぎ出して
今も思い出すと震える・・・。



由紀子は最初に剥離した時に
はっきりとSOSを出したのに

私は、それに気付きながら
見当はずれの判断をしてしまった。

そのサインは私にしかわからなかったのに・・・

取り返しのつかないことをした。

だれに、どう慰められても
由紀子の眼のことは
私に責任がある。

また涙が出てきた!

しっかりしろ!私!!


パニックの時の由紀子の自傷を止めるのは
本当に大変なのだけど
顔と頭だけは
力づくでも止めなければならない!


また顔叩きが習慣にならないように
月曜日にデイに行って
もう一度相談をしてこようと思う。

迷惑ばかりかけているのに・・・
本当に申し訳ない。

でも、助けてほしい!

=END=
コメント (2)
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